♪♪ NATの独り言 (心・ジャズ)

生きていく上で信じてること。大好きなジャズのこと等

2018年03月

「怨念・狡猾の金正恩」 対「受け狙いのトランプ」 

★北朝鮮の金委員長 vs トランプ大統領。どうなるか。

● 金正恩は、親子3代にわたり、まさにパラノイアのように米国の脅威への対抗策を、寝ても覚めても考え、一途にそれを推進して、ここまで来た。そして、トランプに会うに先立ち、先ず中国と握る今回の電撃訪中も、狡猾に計算し尽くしたものと理解する。

● 一方のトランプはというと、頭の中は、熱狂的支持者をいかに喜ばすかのみ。それの障害になる側近・閣僚はみんなクビ。「成果」としてTwitterに書き込めるような「手柄」を急ごしらえすることにのみ集中している。韓国との今回のFTA改定の「合意」も、殆ど意味のない自動車関係の みせかけ合意等だけの「お笑い内容」で、ほとんど「Twitter発表用」でしかない。それを、以下写真の11時間前のTwitterで「米国と韓国の労働者にとりGreat deal !」と自己宣伝。

● その上、17時間前の二つのTwitter。一件は、「中国の習さんから連絡もらったわ!」というものだし、もう一件は「朝鮮半島の非核化、これまでの大統領には無理だったけど、今回、金さんと上手くやれそう!楽しみ。」彼にとっては、北朝鮮問題も、彼のTwitterネタ、受け狙いネタでしかない。

● 親子3代の怨念と宿願を抱え狡猾にトランプをおびき出す金正恩、対する相手は、Twitterに精を上げる受け狙いのショーマン老人のトランプだ。茶番の韓国FTA改定並みの「人畜無害な金・トランプ合意」をするなら未だしも、とんでもない握りをしてしまう怖さが一杯だ。周りでそれを止める側近も、もはや誰もいない。   
 
● それに対して、もとより完全埒外・無力の日本。安倍政権は昭恵さんにかき回されて、国内でワヤワヤ。しかし、世界は危うい。  
     Nat


トランプTwitter Document-page-001 (27)

森友-大阪地検はどこまで進むか??

★ 森友問題だが、大阪地検はどこまで進むのだろう? 

● 元々、この事件は財務局が9億円の土地を8億円値引きして払い下げた事件。それだけなら、みな財務局が勝手にやる訳ないから政治家からの指示か忖度があったろうと思いつつも、「それはゴミ代」ということで終わりにし、起訴までは難しいと思っていた筈だ。だから、大阪地検も政権に配慮して、籠池夫妻を1000万円ちょっとの助成金不正受給の罪を口実に逮捕。その上、長期の異常な拘留と言われても、じっと口封じさせていれば、時間と共に事件は風化し、不起訴で逃げ切れると思っていたに違いない。

● しかし、文書改竄が明るみになり事情が変わった。国民の疑念も急速に高まった。大阪地検は、そうなると不起訴では逃げ切れないと判断しているに違いない。不起訴にしても、これだけの注目案件だから、検察審査会になる。だから、遂に佐川氏の事情聴取に進むと言われ、佐川氏だけかは分からぬが、逮捕、そして起訴にまで進む可能性はあろうと思う。

● 次は裁判だから、判決は全く読めないが、その過程で、官僚がなぜ文書改竄の罪まで犯して何を守ろうとしたかが、どの程度、顕わになるか。これが見どころである。

● 国会議員は、捜査・追及のプロでないから、適当にはぐらかされて終わりになるだろう。だから佐川氏も、国会議員の追及に対しては、ニヤけて対応した部分もあったのだが、検察だけを警戒している。それは正しい。本件の真の見どころは国会ではなく、司法の場である。     Nat

またまた経産省が「水素社会」等と!!

★今朝の日経によると、経産省が、あいも変わらず、「水素社会」で日本独自の新産業政策を構築しようと画策続けているらしい。

● 前に、2014年11月の当ブログの記事の通り「水素自動車の愚」について書いたが、経産省の夢見る方式、即ち、太陽発電で水を電気分解して製造した水素を、水素輸送トラックとかで需要地にまで運び、全国に多数の水素ステーションを作って、車や家庭に小分けする、てな仕組みは、愚の骨頂である。

● 太陽発電した電気は、送電網で需要地に送るのが基本だ。送電容量等の問題はないではないが、電力インフラは既に日本中にある。それが水素の場合、ほとんどインフラゼロの状態から、電気分解、輸送車、安全対策で超高価な水素ステーションへの膨大なインフラを開発しようという話になる。壮大な無駄。そして莫大な公共投資が要る。

● 実は、経産省も、トヨタ・川重等の日本のメーカーが蠢いているのは、そこなのだ。国民の税金から、経産省管轄の膨大な水素インフラ公共投資の予算を確保し、メーカーは膨大な官需を享受しようという魂胆なのである。その結果、またぞろ、日本だけの変てこりんな、「ガラパゴス的」水素社会が浮上するのが落ちだ。

● また、経産省は、電力網の更なる活用では、言うことを聞かない電力会社相手で面白くもないし、新たな公共投資予算も取れない。一方、水素だと経産省にすり寄るトヨタ等と、新たな省益の利権創出を狙えるのである。

● 経産省の行うべき新産業政策は、水素社会などの「省益利権もの」ではなく、経産省の利権を放棄してでも、過剰規制を廃し、企業自身による新規事業開発が活性化できるような環境を作ることだ。しかし、役人はそんな自分のためにならないことは、絶対しない。だから、「水素社会」なのだ。国民は、ゆめゆめ騙されてはいけない。私はそう思う。 Nat

Amazonの米国第二本社がスゴイって? ほんと? 

★世に「Amazon効果」と言う言葉がある。何でもネット販売のAmazonの影響を受けまくるという意味だ。そして今、そのAmazon社がSeatlleの本社が手狭ゆえ、米国のどこかに第二本社を開くというのが、アメリカのホットな話題だ。同社の言うには「5万人の雇用、地域に50億ドル(5000億円)の新規投資をもたらす」からだそうだ。と聞くと、私のような天邪鬼は、「本当か? Amazonの、州・市からの補助金狙いのふっかけ話ではないのか?」と、先ず疑ってしまう。幸い、Amazon位になると、ネットで一瞬にして事実データが得られる。

●先ず、2017年の全世界の売り上げが1780億ドル(19兆円)の会社だが、米国での売上が6割近くで、まだまだ米国の会社であることが分かる。その売り上げは、年率30%で伸びていて、確かにすごい。次に、利益は2017年で41億ドル(4300億円)儲けているが、米国のネット販売で43億ドル、一方、米国以外のネット販売はまだ開発費用のほうが勝っていて30億ドルの損失である。(多分、日本などは、私も一杯買ってあげているので、損失ではなかろうが。)一方、知らない人も多いが、サーバ-を提供するAmazon Web Service (AWS)という、その分野での巨人になっている事業で、28億ドルも儲けている。あのNetflixも、映像提供のサーバーはAmazonのを使っている。誰かがNetflix見るたびに、Amazonにチャリンチャリンとお金が落ちる。

●しかし、今回の第二本社の話は、従業員問題とオフィスの問題だ。Seatlleの現在の本社は、東京ドーム15個分、延べ床面積800Sq Ft (22万坪)の全米随一のお化け的巨大ビルにあって、そこに10万人の従業員がいる。しかし、全世界のAmazonの従業員は、2015年に23万人、2016人に34万人、2017人に57万人と、年率57%で増えていて、数字はみつからないが、恐らく、米国内の人数も、同様の伸びだろう。

● 最後に、設備投資額。Net販売の物流施設もあれば、サーバー投資もある。それが2017年で、全世界だが、120億ドル(12000億円)ある。 

● ここまでくると、Amazonが米国内で、第二本社、5万人の新規雇用、投資は何のためか書いてないが、50億ドル(5000億円)の投資、というのは、嘘ではなく、本当っぽいと思われてくる。確かに、全米で浮足だって、Amazonの第二本社を誘致するわけだ。

● 今、世界の中で、こんな化けもの企業は他にない。すごい。オーナーのペゾス氏が世界一の長者になるのも当然だ。あ~あ、ちょっと調べて、ため息が出るわ。   Nat

パラリンピック ー なぜオリンピックと別に?

★パラリンピック。何とか時間見つけてTV報道を見ている。

そこで先ず感じるのが、何故、オリンピック閉会のあとに、わざわざ別途パラリンピックをまた開会して別途開催せねばならないのか?という点。これはネットでも多数の方が疑問を呈している点だ。
2000年のシドニーの時に、オリンピックとパラリンピックの同地・同時期開催の現在のスタイルが始まり定着した。しかし、まだ統合されない。
学校などでは、重度の障害、特に知的障害は、分離教育もあるが、「一緒に」というやり方も随分進んできている。オリンピックの中で、いわゆる「健常者」の種目、障害のある人の種目が、並列にあってもいいはずだ。しかし、実際にはそうならない。
とどのつまり、パラリンピックが「別列車」になるのは、要するに、オリンピック委員会とパラリンピック委員会という、別の組織がそれぞれ大組織として出来てしまって、簡単に統合出来ないということに尽きるだろう。統合するとなると、企業合併と同じで、どちらがどちらを吸収するのか?とか、会長はどちらから?とか、人間の醜さの骨頂の問題が噴出するからだ。
斯くして、当分、二つは別々開催となる。

それは当面しょうがないとして、更にひとこと言うが、少なくとも結果のTV報道で、その種目の障害の中身をきちんと説明しないのが多い気がする。成田緑夢さんが銅メダルをとった件の報道でも「下肢障害;SBLL2」という点が、ほとんど出ない。ぱっと報道見ると、どこが障害なのか分からない。
なぜ、報道でその辺の説明が弱いのか?というと、一つには、報道が、「障害」というのに触れるのを避けている面がないだろうか? 障害も、そうでないのも、神さまがその人に「それで生きよ」と与えた「状況」でしかない。私は人生の途中から網膜剥離で実質片目になった。それで、もし「片目の人のパラリンピック」に出場したら、ちゃんとその点を説明してほしいと、私なら思う。
パラリンピックは、障害者に夢と希望を与える、素晴らしい場だ。しかし、人類は、「健常者」「障碍者」の問題について、まだまだ、序の口の段階にしかないと思う。    Nat

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