まず「信じない人」に口火を切ってもらおう。
信じない人曰く:
『昔の人は、雷や地震などが神の業と思ったかもしれないけれど、今やそれの仕組みは全部科学的に解明されてしまったよ。神や霊があると思うのは素敵だろうが、もうその証拠としての雷や地震は証拠でなくなった。この世のどこに神の証拠がある?残念ながら、結局、物しかないよ。物のどこを裏返しても神などいない。また霊は、人間が死んだ後も残るものとしてもし本当にあればいいが、肉体の脳が死んだあと、ふわふわと漂うような霊がどうやって存在し得るの? 霊って物質? 物質なら、なぜ補足されないの? 物質でないとすると、物質でないものが、どうやって意識を持つの? そんなことは科学的にあり得ない。人間の、はかない願望だよ。』
信じる人で、ちょっと“科学的な人”曰く:
『確かに、科学を知った現代の我々にとって、雷も人知を超えたものじゃなく、蛍光灯と同じく電気の作用と理解しているよ。それでも、雷がどこに落ちるか、蛍光灯がいつ切れるか、科学は「“偶然”そこに落ちた」、「“偶然”今切れた」としか言えないでしょ。“偶然”を支配する“何か”があるかどうかは、科学を超えた人間の想いの世界だと思う。また、霊は、確かに生きている間は、意識が脳神経の働きによって支えられているのはその通りだけど、死んで脳が機能停止した後に、意識がまた別の形に移るかどうかについては、脳神経を幾ら分析しても全く分からないよ。別次元の話だから。』
信じない人 『何?別次元って。どうして、そういう風に物質の向こうに何か知らないものがある、死んだ後に何か知らない世界があるって思うの? 何を根拠に?』
信じる人 『人類は、昔から、直感というか、第六感で、そういう世界のあることを感じてきたと思うんだよ。そして、中には特別に霊感の鋭い人がいて、そういう世界に通じて、普通の人に対する手引きをしてきた。そう人たちが人類の歴史上の色々な文化・文明・宗教に多く登場していると思う。』
信じない人 『現代でも超能力とか言われる人は、調べてみたら、結構イカサマだったりしたじゃない。』
信じる人 『イカサマもいれば、ホンモノもいるんじゃない。 君は、自分の親とかが死んだら、もうたましいも何もなくなり永遠に消滅したと思っているの?』
信じない人 『だから言った通りさあ、僕だって死んだ人のたましいが消滅しないでどこかにいればいいと思うよ。でも、そういう人間の願いが、あの世とか、たましいというような、空想の世界を生んだんじゃない。科学的に把握できる物質の世界の向こうに、知らない世界があるってのは、夢としてはいいけど、残念ながら夢だよ。現実には物質の世界でしかないよ。でもそういう、はかない命だからこそ、生きている間だけの命を大切に生きるのさ。』
信じる人 『この世は、あの世で天国に行くための準備期間とかいった教えは、この世に苦しい奴隷なんかが多かった時代には、慰めでそういうこと言ったかもしれないけど、それは多分違うよ。次の世があっても、今の命が大切なのは君と同じだよ。でも、今のこの命が、はかなく消滅するだけのものじゃなくて、根っこで永遠のものと繋がっていると信じて生きるのと、そうじゃないとのじゃ、だいぶ違ってくるよ。』
信じない人 『どうも、そういう「次の世」とか、「永遠のもの」とか、文学的、少女趣味的で、僕はいやだな。』
このように、こういう議論は、もし上記のように冷静に出来ても、結構永遠の平行線で、差は埋まらないと思われる。この差は何のなのか? それを次回に。Nat
信じない人曰く:
『昔の人は、雷や地震などが神の業と思ったかもしれないけれど、今やそれの仕組みは全部科学的に解明されてしまったよ。神や霊があると思うのは素敵だろうが、もうその証拠としての雷や地震は証拠でなくなった。この世のどこに神の証拠がある?残念ながら、結局、物しかないよ。物のどこを裏返しても神などいない。また霊は、人間が死んだ後も残るものとしてもし本当にあればいいが、肉体の脳が死んだあと、ふわふわと漂うような霊がどうやって存在し得るの? 霊って物質? 物質なら、なぜ補足されないの? 物質でないとすると、物質でないものが、どうやって意識を持つの? そんなことは科学的にあり得ない。人間の、はかない願望だよ。』
信じる人で、ちょっと“科学的な人”曰く:
『確かに、科学を知った現代の我々にとって、雷も人知を超えたものじゃなく、蛍光灯と同じく電気の作用と理解しているよ。それでも、雷がどこに落ちるか、蛍光灯がいつ切れるか、科学は「“偶然”そこに落ちた」、「“偶然”今切れた」としか言えないでしょ。“偶然”を支配する“何か”があるかどうかは、科学を超えた人間の想いの世界だと思う。また、霊は、確かに生きている間は、意識が脳神経の働きによって支えられているのはその通りだけど、死んで脳が機能停止した後に、意識がまた別の形に移るかどうかについては、脳神経を幾ら分析しても全く分からないよ。別次元の話だから。』
信じない人 『何?別次元って。どうして、そういう風に物質の向こうに何か知らないものがある、死んだ後に何か知らない世界があるって思うの? 何を根拠に?』
信じる人 『人類は、昔から、直感というか、第六感で、そういう世界のあることを感じてきたと思うんだよ。そして、中には特別に霊感の鋭い人がいて、そういう世界に通じて、普通の人に対する手引きをしてきた。そう人たちが人類の歴史上の色々な文化・文明・宗教に多く登場していると思う。』
信じない人 『現代でも超能力とか言われる人は、調べてみたら、結構イカサマだったりしたじゃない。』
信じる人 『イカサマもいれば、ホンモノもいるんじゃない。 君は、自分の親とかが死んだら、もうたましいも何もなくなり永遠に消滅したと思っているの?』
信じない人 『だから言った通りさあ、僕だって死んだ人のたましいが消滅しないでどこかにいればいいと思うよ。でも、そういう人間の願いが、あの世とか、たましいというような、空想の世界を生んだんじゃない。科学的に把握できる物質の世界の向こうに、知らない世界があるってのは、夢としてはいいけど、残念ながら夢だよ。現実には物質の世界でしかないよ。でもそういう、はかない命だからこそ、生きている間だけの命を大切に生きるのさ。』
信じる人 『この世は、あの世で天国に行くための準備期間とかいった教えは、この世に苦しい奴隷なんかが多かった時代には、慰めでそういうこと言ったかもしれないけど、それは多分違うよ。次の世があっても、今の命が大切なのは君と同じだよ。でも、今のこの命が、はかなく消滅するだけのものじゃなくて、根っこで永遠のものと繋がっていると信じて生きるのと、そうじゃないとのじゃ、だいぶ違ってくるよ。』
信じない人 『どうも、そういう「次の世」とか、「永遠のもの」とか、文学的、少女趣味的で、僕はいやだな。』
このように、こういう議論は、もし上記のように冷静に出来ても、結構永遠の平行線で、差は埋まらないと思われる。この差は何のなのか? それを次回に。Nat