♪♪ NATの独り言 (心・ジャズ)
生きていく上で信じてること。大好きなジャズのこと等
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2007年12月28日
18:30
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信じて生きている事
神は妄想? その1
「神は妄想である」という本がある。英国の生物学者リチャード・ドーキンスの著作だ。彼は先に「利己的な遺伝子」という、有名かつ衝撃的な本を世に送り出している。その人が、これまた極めて挑戦的に「神は妄想である」として、この世から宗教を駆逐しようという趣旨の本を書いた。専門の生物学だけでなく、物理学、神学、聖書学、宗教学、哲学などに関する異常な程の博覧強記ぶりを発揮して、「何故、ほぼ神はないと断言できるか」につき、しつこい程の理詰めで述べ立てている。
彼のポイントを、私なりに纏めて簡単に言うと次のようなことになる。『有神論者たちが神の存在の論拠として主張することには全く合理性がない。この宇宙を最初に作ったものがある筈として、それを神と呼ぼうというのなら、それはビッグバンを神と呼び替えたに過ぎない。しかし、そのような「神」が宇宙創造後も、人格的な意思を持って、人の祈りを聞き、人を許し、時にはこの世の運命を変更するというような形で、世に係わりを持っているというのか。そのような証拠はゼロである。また特に多くの有神論者は、生き物が、驚くほど高度の仕組みを持っていることを捉え、それこそが神がデザインしていることの証拠という。しかし、それは科学的にはダーウィンの自然淘汰による進化論で全て説明し切れるものである。それ以外にも、彼らは、偶々まだ科学が十分説明できない“隙間”があると、喜び勇み、それこそ神の業というが、科学がそれを解明した暁には、また別の“隙間”を探して神の証拠であると言うに違いない。』
大体、以上のようなことが彼の論点であり、それを異常なほどの詳しさで書いたものが、この「神は妄想である」という彼の本である。私は、この本を大変興味深く、知的な興奮も覚えながら読んだ。それで、今回、このブログ記事シリーズに書こうと思った次第である。私は言うまでもなくクリスチャンである。クリスチャンである私が、彼の主張をどう受けとめたかというと、まず結論的には、私は彼の立論の多くに違和感はないのである。「その通り!」と思う部分が多い。しかし彼は、彼自身の結論として「正確には知ることはできないが、神は非常にありえないことだと考えており、神が存在しないという想定のもとで日々を暮らしている」立場だと述べている。これに対して、私は、彼の言うところの「正確に知ることはできないが、神を強く信じており、神がそこにいるという想定のもとで日々を暮らしている」人である。
神の存在の論拠を否定する彼の立論に殆ど賛成しつつ、このように結果としての立場が正反対なのも面白い。私は、彼のどの立論にどう賛成し、そしてどこがどう違うのか?このことについて次回から少し述べたい。 Nat
2007年12月18日
22:56
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その他色々だよ
超能力って何? その5
脳神経に基づく意識の裏に、もしかしてまだ解明されていない意識の世界があるかも知れないと、前回書いた。もしそういうものがあるとしても、普通の人は死ぬまでそれに気がつかない。夜寝て脳神経が活動を停止するとか、脳が麻酔かけられると意識がなくなることから分かる。脳が死ぬことになった瞬間に初めて裏の意識が起動する。もしあったとしても、そういうものでしかないであろう。
しかし、ある種の人間、そう超能力者は、もしかして、この脳神経の意識と裏の意識がより明確に繋がっているのではないか。或いは、超能力 者までいかなくても、深い瞑想や訓練により、表の脳の意識と裏の意識に、よりはっきりした具体的係わりが出来るということかもしれない。少し訓練された人には、自分や他人のオーラが見えるのだそうだが、このオーラこそは、私の言う「裏の意識」におおいに関係している可能性もある。
何はともあれ、裏の意識は、物理空間で認識され得ないものにも達し得る仕組みを持っている可能性がある。ちょっと難しい表現になるが、裏の意識は、普通の電磁波の成り立つ場とは異なる全く別の「場」で波のようなものを構成していると空想される。その場は、物理的空間も時間軸とも別の存在だから、場所や時間の違いを超えた処にある意識の波と、相互作用できるということではないか。つまり、犯罪現場に発生した加害者や被害者の強烈な意識は、脳神経からの意識としてはその瞬間に消えてなくなったが、その裏にコピーのような意識が別の場で発生しており、それは時間や場所を超えてアクセスできるという構造が想像される。超能力者は、このような、「裏の場における意識」に自分の裏意識を操作させてアクセスし、それを自分の表の意識にまで取り出していると考えられるのではないか。ちょっと訓練された人なら、他人のオーラまでは見える。即ちそれは、他人の裏意識を自分の裏意識でキャッチし、それを自分の脳の視覚意識に投影しているのだと思われるが、超能力者は、それに似たことを、今はもう目の前には居ない人の昔の意識に対して行えるのだと思う。
「裏意識」とか言って、アホくさい、と言われればそれまでだが、仮説を提示しろと言われると、上記のことが私の頭で考え付く仮説だ。超能力を頭から否定する立場に立つなら、このようなことに頭を絞らなくても済む。しかし、実際には超能力はないことが実証されたわけでもないので、考え付く仮説を構想することこそが、科学を志すものの態度ではないかと思う。私は科学を志すものでもないが、科学を志すものが、こういう考察をサボっていると思うので、ここで愚考を述べてみた。多分、私の生きている間には、このような仮説に関する実証も否定もされないだろう。残念。前にも述べたが、もし私が突如億万長者になったら、間違いなく自分の科学研究財団を作り、超能力と、ネス湖の怪獣など、未解明な事象の研究に膨大な予算を投じたい。でも、ああ、それも実現可能性ほぼゼロ。だから、心ある科学者にはガンバって欲しいと思う。
ご意見あれば、コメントください。 Nat
2007年12月11日
21:09
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その他色々だよ
超能力って何? その4
前回、念力で物を動かすとか、頭の中にあるイメージを写真に念写するという超能力の業について、人の意識とリンクしている何らかの電磁波的な「波」の作用かも知れないと書いた。
一方、このように「念」が物を動かしたりとか写真に画像を焼き付けたりというのとは又違う超能力の分野がある。それは、犯罪の現場に残留する犯人や被害者の意識なり属性情報を読み取るとか、誰か知らない人の持ち物に残留する持ち主の属性情報を読み取るといった、「読み取り系」の業だ。そういう能力のある人は、この間のテレビの実験でも、裏向けのトランプを当てたりする能力も高いので、裏向けのトランプに印刷されたものを何らかの媒介となる「波」のようなもので認識する能力がありそうということまでは分かる。しかし、裏向けたトランプと違い、昔の犯罪の現場というのは、トランプで表向けてみればマークが見えるという状況ではない。そもそも現場に人の意識や属性情報というものが残留しているなどという事が、あり得るのかどうかが大きな謎だ。この間のテレビで科学雑誌の編集長はムキになって「人間の属性情報が跡に残るということはありません!」と断言していたが、人間には、まだそういうことがあるともないとも断言できる根拠は全くないと思う。
ここで、私の相当空想的な仮説が登場する。前に、死んだらどうなるかに関係して、「意識」とは何かについて書いたが、人の意識は、医学的には脳神経の電気信号で構成されていることになっている。しかし、それは、人の意識が人の肉体を通して外界と物理的に係わりを持つためのハードウェア的な仕組みの部分の話だ。しかしハードの脳神経の仕組みとは別に、その裏に隠れた形になっているが、別の「意識」の仕組みがあるかないか、まだ誰にも分からない。現に、臨死体験で意識が体を抜け、部屋の上から自分の死体を眺めたという体験をした人も多い。また死んだ後に、意識のある「霊」という状態になると信じている人は、脳神経の仕組みとは別の、何らかの意識の仕組みを想定していることになる。
そこで私の大胆な仮説を述べると、この世には、未だ人類の知らない「意識の場」のような構造が存在している可能性がある。電磁波の存在できる場は、普通の物理空間である。これに対し、「意識の場」みたいなものが、物理空間とは別にあるかも知れないと空想する次第である。そんなことを書くと、この人は本当に某国立大の工学部で応用物理学等も専攻した人なのか?と呆れられそうだが、否むしろ、多少とも物理学などを勉強したからこそ、人類の知り得ていることの浅さ、狭さを実感しているのかも知れない。あの大科学者ニュートンは、自分のことを「真理の大海の波打ち際で小さな真理の砂粒を拾っている赤子のようなもの」と喩え、自分の知らない真理の世界の方がとてつもなく広大であることを知っていた。そのような意味で、「意識の場」のような、まだ未知のものが、将来解明されていく可能性を誰が否定できるであろうか。
この続きは次回。 Nat
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