

私は、子どもの頃、ピアノの練習を途中でやめて、ウクレレとかギターばかりやってたこともあって、ピアノの技術は、東京中のジャズクラブに出演しているピアニスト中で最低かもしれません。私の心の中に浮かんでいる「これ、結構いけてない?」って思うジャズの音楽展開を、私の楽器技術で実現しようとすると、途中で指がもつれそうになって、もうここからは、口で歌ったほうが早いかも、って良く思います。私は、ちょっと口のもつれるオジサンみたいなもので、結局、口がもつれながら、言える範囲で、言える単語で、愛の告白をするような形になります。でも、ジャズは、それでも、相手の人に愛が伝わればいいんだって思ってます。
ただ、楽器技術(指の運動)とは全然別に、音楽の中身は、ジャズスクールなどに行くのは一切ゴメンだよとしながらも、レコードを一杯聴いて、自己流で、ありとあらゆるコード展開なり手法なりの研究は一応やってきました。愛の研究みたいなもんです。その結果、Nat流の、ちょっと口がもつれながらの愛の告白スタイルになってきてます。音楽ってそういうものと思います。
ピアノの指の動かし方の話なら、別の人に聞いてください。でも、音楽・ジャズの中身の作りかた、音楽

