このMajor7thが効果的に鳴り渡る曲は色々あるが、私はボサノバで有名なA Girl from Ipanemaを上げたい。キーはFの曲だが、最初Fmajor7thで始まる。出だしからカッコよさがみなぎる。バックがMajor7thのコードの時、メロディーとしては「一度の音」、要するにFのキーで「F」の音以外なら何でも合う。というわけで大概のメロディーはバックにMajor7thを響かせるだけでもうカッコよくなる。更に極めつけは、メロディーまで「シ」を中心で歌い上げるヤツだ。私は中学生くらいだったか、引き潮(Ebtide)というムード音楽、あれにしびれた。ソミシ~~~。バックにMajor7thコードがハープかなんかでなる。なんとカッコいい曲かと思った。そして高校の時、それに似たMistyというジャズ曲に出会った。エロル・ガーナ-というピアニストの曲。これまたソミシ~~~。バックにMajor7thコードがなる。もうその出だしだけでしびれた。