私、Natは、おかげさまで今何とかビジネスで英語を使っている。昔の普通の日本人なので、学校卒業して就職するまでは、海外に行ったこともないし外人と話したこともなかった。でも就職後、何となく外人と仕事やっている間に適当にしゃべるようになった。あと、一応、会社からの派遣でアメリカの大学院も出させてもらったし、豪州に駐在もした。てなことで、私の英語もなんとか使える程度にはなったみたいだ。
ところが、私も中高そして大学1年までの7年間、日本の英語教育、言葉としての英語能力を破壊する教育に全身を浸していた。しかし私の場合、亡き母に感謝すべきなんだろう。というのは、私が中学に入学したとたんに、母は私に毎朝NHK教育テレビでやっていたアメリカの英語訓練番組を見て学べと言ったからだ。1年くらいだろうか、毎朝6時過ぎに起きて見させられたのだが、それが良かったのかも知れない。幸い、私はミュージシャンでもあるので、音をピックするのは得意だったのだろう。音から入る英語を吸収した。そして通学の途上で、朝聞いた英語を音楽の歌詞みたいにそらんじて繰り返した。歩きながらI go fishing everyday. I go shopping everydayなどと、ぶつぶつ繰り返したのを思い出す。音から入った英語が素地になったので、それをベースに、学校で学ぶ英語も単語や表現のレパートリーを増やすために活用できた。そうやって、おかげで英語が苦手ではない大人になれた。やっぱり母に感謝。
今、韓国でも小学校から英語を聞かせる英語教育に転じているという。また、中国では、英語をそらんじる教育をしているとも言う。私が中1の時に通学途上でぶつぶつそらんじた、あれと似ているのだろうか。日本でも、新しい学習指導要領に沿い、小学校からの英語教育が試行されだしている。まずは週1時間、英語に触れるということのようだが。ここで、大事なことは、従来の英語能力破壊教育を先ずは明確に反省し、英語に言葉として触れさせる、そんな教育を行うこと。私の例からも言っても、若い頃に音から入る英語、日本語に変換しない英語に触れておくと、その後、翻訳式英語教育に触れても、一定の免疫が出来ていて言葉としての英語の感覚が破壊されないように思う。
そして、英語の教師には英語を学ばせるだけではなく、「日本人への英語の教え方」を徹底して学ばせるようにすることだ。たとえば発音。音感人間でない人の場合、日本語だけで育ってしまった今、もはや英語の発音を聞いただけではマネすることは出来ない。そういう人もそこそこの発音が出来るようになるためには、なぜ日本人がある種の発音を出来ないのか、それをどうしたら発音出来るのか、そこを専門的に知った上で指導できる教師を養成することが肝要なのだ。
国連や世銀など国際的な活動の場で活動する日本人の比率は非常に低い。島国気質もあるが、圧倒的に英語力の問題だろう。なにせ、韓国と並んでダントツに英語が出来ない国民なのだから。そこを根本的に改善する新教育。これは、日本の将来にとって超重要なことであろうと思う。 Nat
ところが、私も中高そして大学1年までの7年間、日本の英語教育、言葉としての英語能力を破壊する教育に全身を浸していた。しかし私の場合、亡き母に感謝すべきなんだろう。というのは、私が中学に入学したとたんに、母は私に毎朝NHK教育テレビでやっていたアメリカの英語訓練番組を見て学べと言ったからだ。1年くらいだろうか、毎朝6時過ぎに起きて見させられたのだが、それが良かったのかも知れない。幸い、私はミュージシャンでもあるので、音をピックするのは得意だったのだろう。音から入る英語を吸収した。そして通学の途上で、朝聞いた英語を音楽の歌詞みたいにそらんじて繰り返した。歩きながらI go fishing everyday. I go shopping everydayなどと、ぶつぶつ繰り返したのを思い出す。音から入った英語が素地になったので、それをベースに、学校で学ぶ英語も単語や表現のレパートリーを増やすために活用できた。そうやって、おかげで英語が苦手ではない大人になれた。やっぱり母に感謝。
今、韓国でも小学校から英語を聞かせる英語教育に転じているという。また、中国では、英語をそらんじる教育をしているとも言う。私が中1の時に通学途上でぶつぶつそらんじた、あれと似ているのだろうか。日本でも、新しい学習指導要領に沿い、小学校からの英語教育が試行されだしている。まずは週1時間、英語に触れるということのようだが。ここで、大事なことは、従来の英語能力破壊教育を先ずは明確に反省し、英語に言葉として触れさせる、そんな教育を行うこと。私の例からも言っても、若い頃に音から入る英語、日本語に変換しない英語に触れておくと、その後、翻訳式英語教育に触れても、一定の免疫が出来ていて言葉としての英語の感覚が破壊されないように思う。
そして、英語の教師には英語を学ばせるだけではなく、「日本人への英語の教え方」を徹底して学ばせるようにすることだ。たとえば発音。音感人間でない人の場合、日本語だけで育ってしまった今、もはや英語の発音を聞いただけではマネすることは出来ない。そういう人もそこそこの発音が出来るようになるためには、なぜ日本人がある種の発音を出来ないのか、それをどうしたら発音出来るのか、そこを専門的に知った上で指導できる教師を養成することが肝要なのだ。
国連や世銀など国際的な活動の場で活動する日本人の比率は非常に低い。島国気質もあるが、圧倒的に英語力の問題だろう。なにせ、韓国と並んでダントツに英語が出来ない国民なのだから。そこを根本的に改善する新教育。これは、日本の将来にとって超重要なことであろうと思う。 Nat