♪♪ NATの独り言 (心・ジャズ)

生きていく上で信じてること。大好きなジャズのこと等

2015年07月

集団的自衛権は憲法上認められないかどうか?

 軍事アナリストの小川和久氏が以下のように書いている:

『日本国憲法は日米安保条約と国連憲章のどの条文も否定していない。違憲なら条約締結も国連加盟もない。ゆえに自衛権は個別的、集団的ともに違憲ではない。そのもとで日本政府は集団的自衛権を「権利はあれども行使せず」と政策判断。それを今回は限定的行使容認とした。これも政策判断。』

 小川氏には悪いが、随分乱暴な議論である。謝った認識が拡がらないよう、私の見解を書いて置く。

(1)日米安保条約はその前文で両国が国連憲章の謳う集団的自衛権を認識してはいるが、個別の条項では「憲法上の規定に従うことを条件とし」としており、憲法が優先するという極く当然の構造になっている。よって、「日米安保条約を締結したからには、集団的自衛権は違憲ではない」にはならない。

(2)憲法の制定された1947年の後の1956年に、日本は国連に加盟、国連憲章(集団的自衛権を認めている)にも連なったが、ここでも国際法上の条約等より自国の憲法が優先するのが通常ゆえ、国連加盟で集団的自衛権が違憲でなくなった訳ではない。 

【結論】

・日米安保条約や国連加盟が、集団的自衛権の違憲性を否定するというのは間違い。

・政府の政策判断で「国際情勢の変化で、集団的自衛権も極く限定的には憲法解釈の範囲になってきた」としたのが今回の自公政権の主張であるというのはその通り。しかし、私はその政府の主張に異議を唱える。今の情勢でも、集団的自衛権は、憲法9条の武力行使を永遠に放棄した基本的理念から逸脱するものであると考える。     Nat

 

ナポリタン - 和製、最強の麺料理

“ナポリタン”という和製の麺料理。

 イタリアのスパゲッティに基づきながら、要するにケチャップ味の焼きウドン。和製麺料理だ。一昔は喫茶店の昼飯の定番であった。今でも根強い人気がある。

 イタリア人に言わせると「スパゲッティにケチャップはやめて欲しい。何故、トマトソースでないのか?」ということらしい。なるほど、我々日本人も、釜ゆでウドンに生玉子はいいが、代わりにマヨネーズあえとなると「え~~~?」となる。それと同じだろう。

 ちょっと調べてみると、確かに、イタリアで新大陸のトマトが到着してトマトソースのスパゲッティが出来たのはイタリアでも港町のナポリだけらしい。そのナポリ風のスパゲッティが日本に伝えられ、昭和30年代に拡がるが、トマトソースが簡単にないので代わりにケチャップ。また、日本にはデュラム小麦のスパゲッティはなく、ウドン風のものしかない一方、モチモチ(表面がベチョッ)のウドンのゆで方でゆで、更に焼きウドンの方法で焼き、それで、日本人の大好きなナポリタンが誕生したらしい。

 そう言えば、駅弁の中にも添え物で入っている。日本人はナポリタン大好き民族である。    Nat
ナポリタン

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