♪♪ NATの独り言 (心・ジャズ)

生きていく上で信じてること。大好きなジャズのこと等

2015年09月

ザビエルを困らせた日本人

 ネットの誰かの記事だから、本当かどうかは知らないが、フランシスコ・ザビエルが日本で布教中、日本人に鋭い質問をされ、たじたじとなったという話がある。

 どこに行っても日本人は聞いたという。「そんなにありがたい教えなら、なぜ今まで日本にこなかったのか?」と。その上さらに、「そのありがたい教えを聞かなかったわれわれの祖先は、洗礼を受けなかったので、地獄に落ちているのか?」とも聞かれた。ザビエルが「そうだろう」と答えたら、日本人は「あなたの神様は無能だな。全能の神なら、私のご先祖様ぐらい救ってくれてもいいではないか?」と問い詰めたと言う。

この記事に対して、ネットで、あるクリスチャンがコメントしている。「キリストは3日間黄泉に行っていた。キリストは時間も越えるので、黄泉の国の人に対しては、今でもキリストが救っているのだ」と。これにも驚かされる。

 私は思う。「なぜザビエルのように教条主義的に対応するのか?」 また「なぜ「3日間の黄泉の国」理論まで出して、無理につじつまを合わせようとするのか?」と。確かに聖書の中には、信じない者の滅びに触れている部分は多々ある。しかし、聖書の伝える圧倒的な真理は、全ての命を救おうとするキリストの十字架である。だから、私がザビエルなら、こういった筈だ。「人の救いを決めるのは神である。だから、洗礼を受けずに死んだ人の救いの有無は、人間の自分には言えない。しかし、主イエスの十字架による救いは、その人たちにさえ及ぶと私は信じたいし、祈りたい」と。   Nat

北方領土問題ー日本のあり方

 北方領土問題。 先日のロシアを訪問した岸田外相だが、会見後のロシアのラブロフ外相に「北方領土問題については協議しなかった」と発表され、ロシア側の交渉拒否の姿勢が鮮明になった。

日本国民の関心も低い。「領土返還運動には参加したくない」と回答する人が6割もいる。しかし、この問題では、(1)日本は断固返還要求を続けるべきだが、(2)当面は本気で返してもらおうとするべきでない、と私は考える。

 プーチンのロシアは、ウクライナに攻め込みクリミアを強奪、東部を支配するという具合に、強引な拡張主義だから、そんなプーチンが北方領土につき日本と交渉する訳がない。一方、ウクライナ問題で経済制裁され、相当苦しんでいるから、日本が北方領土で大きな見返りをくれる場合は検討するだろう。

しかし、日本からすると、北方領土は、そもそも815日のポツダム宣言(ロシアも参加していた!)受諾から92日のサンフランシスコにおける日本降伏までの「空白期間」の間に、ロシアが勝手に掠め取ったものであり、直接、見返りの対価を払って返還してもらう筋合いのものではない。国際的に筋を通す意味でも、当分返ってこないことを覚悟の上で、日本の領土を不当に略奪したロシアを糾弾し続けるべきであり、それが、ウクライナにおけるロシアの侵略に対して対抗する西側連合の一員としての日本の努めでもある。  Nat

アメリカで豚料理が少ないのは何故??

 豚は中国料理の中心をなす。

 しかしアメリカでは、豚肉料理よりも牛か鶏が主という気がする。レストランで皆が注文するものでも、牛や鶏が多い。一部ポークビーンズや、南部のポークソテーはあるものの、豚は主にハムやベーコン等の保存食になり、そのままの豚肉は牛・鶏ほど料理にされないと思う。違う? 問題は何故そうなのか?だ。

 アメリカに多いユダヤ人が、エサの効率の悪い反芻動物でない豚は食べないという戒律があることも関係あるかも知れない。それに類似の話だが、一説によると、牛や鶏のエサと人間の食べ物はかち合わないが、豚は人間に似たものをエサとするので、主に寒冷地の北欧州・米国文化では、食料の厳しくなる冬の前に豚は子豚を残して屠殺し、肉をハム・ベーコン等の保存食にしたことが文化になっているとも言う。暖かい米国南部で豚ソテーを食べるという話と整合性がある。

 日本は、近代までは、仏教文化もあり、鹿・猪等を除き肉食して来なかったが、近代になり肉は何でも食べるようになった。豚も生姜焼き、トンカツ、ラーメンのチャーシュを筆頭に、日本人の大好きな食べ物だ。しかし、食文化が昔と大きくは変わらないアメリカでは、今でも豚は主流になってない(と思う)。豚好きにはアジアの方が住みやすそうだ。  Nat

●追記: 以下のネット記事が参考になりそう。

 
WIKIPEDIAの「ブタ」より: 

「古代ローマ人も豚を食べなかったわけではないが、ブタの飼育が発達したのは北方森林地帯のゲルマン人やケルト人の食文化においてだった。日照時間が短く寒冷で、土壌のやせたヨーロッパでは、穀物の生産性が低いため、秋になるとナラ(オーク)の森にブタを放してドングリを食べさせて太らせ、それを屠畜して食塩と硝石で処理して主要な保存食にしたのである。後にアメリカ大陸からジャガイモやトウモロコシがもたらされると、土地あたりの収穫量が多いそれらが飼料として利用されることになる。ドイツやスペイン、イタリアなどのハムやベーコン、ソーセージはこういった伝統を受け継ぐ。」

安保法・・・これからどうする??

 安保法案の強行採決は「民主主義を踏みにじるものだ」という意見も聞く。

 気持ちは分かるが、そう言っても意味ない。(ましてや、もみくちゃの中の行儀問題で争うのは、この際、本質論的には無意味。)時間かけてきちんと審議していても、法案は所詮可決されていた筈だ。両議院で与党が過半数(衆議院は絶対多数)だから、与党が本気で通したい法案は必ず可決される。

 民主主義と言っても議会制民主主義だから、個別の法案に関する国民の声は直接反映されず、多数党の思い通りになる。前回の選挙で、多数の国民が投票した自公与党が安保法案を決め可決するのだから民主主義としては全く問題ない。勿論、与党は本来もう少し謙虚な方がいい。しかし、安倍自民党が謙虚に振る舞うと思って投票した選挙民はナイーブ過ぎる。さはいえ、自公に投票した国民で「景気回復に期待したが、まさか、こんな法律を通すと思わなかった」という人も多いだろう。しかし、それもこれも、全て後の祭りである。

 だから、私を含めて安保法に反対だった人は、次回の選挙で安保法を破棄する新法案を提唱する民主党等の政党に投票するしかない。しかし、安保法は破棄したくても、民主党はもうコリゴリという人が多いから、民主党は選挙には勝たない。よって選挙では安保法の破棄は難しい。一方、安保法の違憲訴訟は中々成立しにくい。

 以上が本件の現実であろう。ということから、当面非常に無力だが、国民は選挙以外でも意思表示を続けるべきである。だから、私はFBやブログに意見を書き続ける。 Nat

●追記:

・・・ 
安保法の今後・・・(敢えて又書きます。)

 自民党の高村副総裁が傲慢不遜に言い放っていた。「60年安保も当時国民は反対したが、結局、それに慣れて今に至る。今回のも同じになる」と。今回の安保に反対する国民にとって、これが、まさに一番懸念すべき道筋である。

 安保の歴史。1951年に米軍が日本に駐留する最初の安保条約。そして60年に日米共同で日本に係る防衛軍事行動をする新条約。この時、国民は今回と全く同様「アメリカの戦争に巻き込まれる」と大反対。今回以上の大デモを行い、樺美智子さんが死んだ。法案は強硬採決されたが、岸内閣は退陣余儀なくされた。あれだけのことがあっても、高村氏が言う通り、今や、国民の大半は日米安保を当たり前として生活している。

 今回、岸氏の孫の安倍首相は退陣もなく、祖父のリベンジで勝ち誇った状態にある。恐らく60年より国民のエネルギーは弱そうだ。数年後には、高村氏の予言とおり、今回の安保がすっかり定着している可能性もある。勿論、次の段階は、「存立危機状態」の第一号認定の国会決議であろうが、恐らくその時点でも自民党は多数与党であろう。よって、存立危機の前例、実績が出来、拡がっていく。残念ながら、私の水晶玉ではそういうシーンしか見えない。  我々は何をなせるのか?

★更に追記:最新の調査で安倍内閣支持率は35%とか41%とかである。60年当時の岸内閣支持率が17%にまで落ちたのと好対照。国民は国家安全保障のあり方よりも、安倍内閣の景気対策(中身ないが)に専らの関心があるのだろうか。これでは最早、勝負ありと安倍・高村がほくそ笑む訳だ。 

九電川内原発の ”隠された”リスク・・・

 動き出した九州電力の川内原発の蒸気発生器リスク問題について、一言。

 巨大地震・津波・火山等のリスクばかりが議論されてきたが、その陰で実は存在するリスクとして、蒸気発生器の事故可能性がネットで少しだけ取り沙汰されている。

 原子炉の型で、福島タイプのBWR(沸騰水型)はいわば省コスト・手抜き型で、タービンを回す蒸気を作る為のお湯を核分裂の熱で直接沸かすタイプだ。だからリスクが高い。ところが、九電等のPWR(加圧水型)は、加圧して沸騰点をうんと高めたお湯(一次のお湯)を核の熱で沸かし、それを、別の水(二次のお湯)に伝えて、その「別の水」を沸かすという仕組みになっている。その分リスクが低いが、最大の弱点は「別の水」を沸かす為の熱交換機(蒸気発生器)という、細い金属のパイプの集合体が繊細なことだ。これの一部でも壊れると、放射能を帯びた一次の水が、二次の水に混入し、放射能拡散事故になる。日本のPWRのメーカーは三菱重工だが、三菱重工の蒸気発生器の細いパイプの欠陥で放射能拡散事故を起こし、アメリカの古い原発が廃炉に追い込まれて、三菱重工が1兆円等という賠償訴訟に巻き込まれている件の最近の報道は、日本でもされている。ところが、同じ、三菱重工の蒸気発生器が使われているのが、今回再稼働した九電の川内原発。しかも二号機は古い蒸気発生器のままだ。この現状でのリスクは、確かに報道ではハイライトされてない。

 福島型のBWRはリスクが高い。しかし、PWRも蒸気発生器というアキレス腱を持つ。そのことは、確かに、もう少し国民に解説されてもいいことであろう。と思って、私なりにここに記載する。Nat

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