♪♪ NATの独り言 (心・ジャズ)

生きていく上で信じてること。大好きなジャズのこと等

2019年01月

英国EU離脱、、、もう合意無理!!

★英国のEU離脱交渉。アイルランドとの国境問題に関わる現在の「安全策」(バックストップ)以外の案を英国が考えて、EUに再提案するという。

● 私は前から「合意なき離脱は必須」、つまり、このまま3月末までに合意なく、3月末で突然、英国とEUの間の全ての物流・金流・人流が実質断絶する大混乱になる確率は高いと言い続けてきた。何も「ほら、私の予言通り!」と自慢するものではないが、その確率は殆ど100%になってしまったように思う。

● そもそも、これは、EU離脱問題ではなく、北アイルランドを巡る英国とアイルランドの間の宿命的な根深い対立問題である。現在のバックストップ案(国境問題解決迄は英国全体がEU関税同盟に残る)では、英国は呑めないだろう。しかし、これを英国有利に変えようとしても、今度はアイルランド(EU一員)が絶対呑めない。不可能方程式で綱引きをしてしまっている。

● という構図の中では、EUも3月末の期限延長に応じることは政治的に難しかろう。(応じる可能性はないではなかろうが。)

・・・・ということで、私の予言通り、大混乱。世界にも衝撃波の余波が及ぶだろう。やっぱ、株は売っておいたほうがいい。
                Nat

アベノミクス - イザナギ景気越えだって??

★内閣府の ”大本営” 発表で「アベノミクス景気が5年継続し、イザナギ越え」だと。

● 実際の経済成長率で見て、以下のグラフ(注:イザナギは65~70年でグラフの一番高い三角形の部分)の通り、第二次安倍内閣の2012年以降、わずかだがプラスの経済成長が5年継続しているのは事実である。しかし、極めて「微温」の成長でダラダラ続けているだけで、マイナスになっていない程度だから、国民の実感で「好景気が5年持続」という実感の人は少ないだろう。経済成長Document-page-001 (37)

●更に、以下を指摘しておきたい。

(1)ここ5年の微温の成長持続だが、米中の好景気からの輸出好調に黒田日銀の円安が重なり、外需からのプラスで支えられていた面が強く、安倍政権の貢献はあるとしても地方へのバラマキ公共投資くらいだろう。そして頼みの外需も2019年に米中の景気が後退すると、終わりである。

(2)また、そもそも「景気循環」というセンスがおかしい。昔のイザナギ景気の頃はまだ大きな景気循環、つまり右のグラフの通りのジェットコースター的なアップダウン構造だった。しかし、景気循環は、在庫・設備投資由来の数年サイクルでアップダウンするのが一つ。またそもそも日本も途上国だった、人口増加してたとかで経済成長余力があったことが背景だった。しかし、今や、2007年の金融危機での落ち込みを特殊なこととして除外すると、数年サイクルの循環もなくなってきている。その理由は、成熟経済・人口減少ということに加えて以下だ。


①情報共有・ITで在庫の過度のスイングはもうない。

②業界全員一斉の設備投資構造でもなくなってきている。

③企業の利益が労働者に配分されない時代(IT時代で単純労働の付加価値低下)、更に将来不安で消費しない。⇒ 企業利益が消費増に好循環しない。
 
・・・ということで、昔の「景気循環」の古い観点を今さら持ち出し、単に、もう循環なき時代で、ダラダラ低成長が続いているだけなのを、言うにこと欠いて「ここ5年でイザナギ景気越え」とか、安倍礼賛のソラソラしいことを発表する内閣府に、国民はもっと呆れるというか、怒りを感じていいと思う。    Nat

   
    Nat


プーチン・安倍の北方2島のDEAL?

★安倍・プーチン、北方領土交渉。

● 大方の判断通り、結局、今回も何ら決まらないで終わる公算は高かろう。もう本当に日本の将来の為になるがシンドイ施策は何ひとつやる気も失せた安倍首相が、強烈に前のめりになっている憲法改正と北方領土。どちらもダメなまま、安倍首相はぶっつんして終わるのだろう。

● しかし、プーチンが今回、全く何らDEALの可能性を追求してないかというと、そうでもなさそうだ。
(1)前回のプーチン・安倍会談で、突然、プーチンが「領土とは別にまず平和条約」を持ち出したこと。
(2)日本に返還した場合の、米軍基地設置問題に言及したこと。
(3)わざわざ、従来からのソ連・ロシアのポジションなのに、「北方4島は戦後処理で正当にロシアの領土になったこと」をわざと改めて強調する作戦に出たこと。

● 以上から、プーチンとしては、前のめりの安倍首相に、歯舞・色丹だけの2島でもDEALしてくる可能性を見た今、
そして、トランプ米政権が国内主義という、この折角の機会を捉え、ロシアにとって望外の見返りが得られるなら、国内の反対を押し切ってでもDEALに応じることを念頭に置いていると思われる。


● 望外の見返りとしては、(A)今、ロシアはクリミア問題での国連制裁に結構苦しんでいるのだから、安倍が焦って、実質制裁破りの経済協力で大判振る舞いすること、(B)もう一つのテーマは、週間文春が書いているみたいだが、極東におけるロシアの対米の軍事対抗体制で大きな協力を得ることだろう。

● この極東軍事の方だが、ロシアの対米地上ミサイル装備は安倍の求めてない国後・択捉にある。歯舞・色丹二島を安倍にくれてやる代わりに、二島に米軍を入れないこと、更には北海道で米軍の持っているキャンプ千歳・自衛隊基地の利用権等の放棄・・等を安倍が米国から引き出すこと等、安倍にはとて出来ないだろうが、トランプも極東から引き上げヤブサカ出ないかも知れず、なんと、予想外にそれを安倍から引き出せれば、プーチンにとりDEALになり得る。つまり、彼は二島そのものには何ら拘りはないので、そういうものが得られるなら、二島は安倍にくれてやってもいいかもと思っているのだろう。

● その為に、うんと、二島のハードルと値段を上げて、焦る安倍の「高値カード」を引き出そうとしている。そして、さすがに安倍が上記のようなところまでは譲歩してこなかった場合は、国内的に「北方4島を死守した」と自慢すればいい。一方、何と安倍が焦って上記の経済協力・対米軍体制での対ロ協力をしてきた場合は、それを自慢すればいい。プーチンに負けはない。だから何時みても、プーチンはニヤニヤしている。そして、安倍に「勝ち」はない。DEALで失うもののほうが遙かに大きいから。

ーーー以上のようにも見えるが、違うかな。    Nat

ヒトって「毛なし」で、異様な動物だと思いませんか?

★人類というか「ヒト」には、体毛が殆どなく、つるつるの肌の体・・・というのは、動物として異常としか言いようがないと思う。

● サイや象も殆ど毛はないがゴワゴワ皮だ。ヒトだけは、薄い弱い皮膚で、一方、猿のような毛が実質全くない。

● それでだ。少なくとも日本語でヒトは他の動物を「けもの」とか「けだもの」、つまり「毛の生えた生き物」と呼んでいることから、如何に、自分たち「(頭と陰部以外)毛無しの生き物」こそが高級な生き物と思っているかが分かる。

● しかしだ、毛がなくつるつるの肌の生き物って、よく考えたら変だ。なんで、そんな形に進化したのか?・・・色々な説がある。ダーウィンなんかは、その方が異性に受けたから・・等とダーウィンらしからぬツマランことを言っている。

● まず、いつ頃猿人が毛無しの原人になったのかというと、150万年くらい前に、Homo Ergaster ( = "workman")という原人(以下の想像図参照)の頃から毛が抜けたらしい。主流になっている説では: アフリカで直立し森からサバンナを長距離歩行するようになった。一方で脳が大きくなり、脳は熱に弱いことから、長距離歩行でも体全体で汗をかいて蒸発させ、体を冷却する必要に迫られた。(犬みたいに長い舌で冷却するのでは、もう追いつかない。)それで、汗の蒸発を最大化するために体毛をなくして、哺乳類の中でも特異な全身発汗型になった、という。
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● 更に言うと、やわい肌が直射日光(紫外線)でやられないため、アフリカのヒトは早い頃から、メラニン色素を大量に発生した「真っ黒な皮膚」に進化したのである。

● しかし、それでは夜は寒いのだが、そこは「火」を利用、あるいは場合によっては、動物の毛皮を利用する等、要は「脳」を使って知恵で補ったとか言う。(ホンマかいな?とは思うが。)

● 更にちょっと分からんが、そういう真っ黒けな皮膚で全身汗かき型の「ヒト」がヨーロッパに広がって、まずネアンデルタール人、次にクロマ二オン人(現代人)になっていくのだが、灼熱のサバンナから、森の多い世界に戻り、かつ冬がかなり寒い気候の環境に進出。そこで、まず、メラニン色素は止めにして白人になったのはいいが、毛を再開発はしなかった。真っ白な毛無しの皮膚の生き物。弱そう! 

● しかし、動物としての進化はそれで終わりで、後は脳を活かして巧妙に毛皮でコートを作る「文明」で勝負したということになっているが、何となく、生き物としては最適化されているのか、疑問なしとせぬ。白い肌でも、もう一回、発汗半分、毛半分にしたほうが最適でなかったか? そこでダーウィンの「毛無しの方が性的魅力」説が分からんでもなくなる。ダーウィンは、毛むくじゃらの白人女性は好かんかったんだろう。(気持ちは良く分かるが。) 

・・・てなこと考えると、やっぱり毛無しの我々「ヒト」ってやっぱり異常かも。そう思いません??     Nat

トランプ大統領のメキシコ国境への壁ー全く無意味!

★トランプ大統領のメキシコ国境の壁の件で、米国政府閉鎖が続く。

● (1) トランプは「米国の危機」等というが、まず、国境を違法に越えて米国に入り込むメキシコ人は増えているのか? 事実は、以下の、国境で逮捕されるメキシコ人の統計のように、この所、もうすっかり減ったきりである。米国の経済も変わってきて昔ほどにメキシコ不法入国者のうまい仕事が多くある状況ではなくなってきているのと、メキシコ側でも出生率の低下で米国への流出圧力が減っているからだ。(最近の問題はむしろガテマラ等中米からの違法移民・難民。これもトラックなどに隠れてメキシコ国境を越えて忍び込んだりするので、必ずしも壁でストップ出来る訳でもないし、難民申請して入ってくるのも多いようだ。)メキシコ移民 Document-page-001 (7)

●(2)また、誰でも知っているとおり、キシコ国境の越えやすい所には既に壁があるし、更に、メキシコからの違法滞在者の大半は観光ビザで合法的に入って、そのまま暫し出稼ぎで違法滞在するパターンである。国境の壁は無関係。

●(3)代々の米国大統領が、レーガンの代でも、そして最近ではオバマの代でも、ずっと苦労してきているのは、米国の必要とする一定の移民労働者を確保する施策、一方、入ってきてしまっている一定以上の違法移民をどうするかの施策(送還するのか?ー費用がスゴイ、条件付けで労働認めるのか? 連れて来られたり米国で生まれた子をどうするか?)ーーであって、メキシコ国境の壁は、どの政権でも全く問題でも何でもなかった。

●(4)それがトランプの場合、上記(3)のような本当に存在する難しい課題への取り組みは、彼を支持する層には、話しが難しくて受けない(し、多分、トランプ自身でも理解できない)、だから、最も象徴的に分かりやすい「国境の壁」なる、本来100%お笑いのテーマを、支持層への受け狙いだけで持ち出した。そして、現在は、あたかもそれが殺人・麻薬などの問題への特効薬のようにPRしている訳だ。それに騙されて喝采する支持層も気の毒なもんだ。

● そんなアホらしいことで、政府閉鎖が続き、混乱する米国の一般国民、お~、お気の毒。早くロシア問題とかでトランプ大統領を弾劾・追放してほしいものだ。    Nat

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