♪♪ NATの独り言 (心・ジャズ)

生きていく上で信じてること。大好きなジャズのこと等

2019年08月

急に窮地の韓国文政権 - 日本は次の時代の極東体制を見据えたい

★追い込まれる韓国の文大統領。

● 日韓のGSOMIA協定破棄で米国から痛烈非難と受けるというオンンゴールの窮地1.更に、次期の法相任命予定だったチョ・グク(曺国)氏に特捜が電撃捜査開始との窮地2.

● 不支持率も50%を越えて、韓国大統領の末路の一つである「弾劾」も視野に入ってきた。

● 韓国にムカついた安倍首相が徴用工問題と半導体用化学品輸出管理変更とを、実質かなり露骨に関係づけてぶち上げてしまい、その後、日本政府公式見解で ”慌てて” 関係を否定していたあの頃は、国際的にも「安倍はトランプ似」と評判悪く、「日本にイジメられている韓国文政権」というイメージが国際世論でも、そして韓国世論でも高まり、文さんはなかなか「いい線」を行ってたと思う。

● それが、急速に窮地だ。ポスト文政権では、恐らく、揺り戻しで「対 米・日関係修復」政権が発足、GSOMIAの復活、北への制裁復活、等となる。そして、その頃には、米中や香港等の問題のため、中国の習政権もかなり揺らぎだしているかもしれない。
● 日本では、窮地の文政権を「ザマ見ろ!」的に見て溜飲を下げているだけの人もいるが、そろそろ冷静に、そういう「世界の次の状況」を見据えておくべきだろう。  Nat

「Giftedな子」という言い方、おかしい。

★ NHKで「ちょっと飛び抜けて数学等が出来る ”天才” っぽい子、でも群れの中で生きるのが苦手で苦労する子」のことを、アメリカでのそういう子を呼ぶ呼び方「Gifted」を踏襲して、「ギフティッド」「ギフティッド」と言って報道している番組があった。 途中で直ぐ見るのを止めた。

● NHKだけがおかしいのではないが、アメリカでそういう子を「Gifted」と言うのには強い疑問を感じる。アメリカ等でGifted, talented childrenというのは、数学などで突出した才能を持った子を、「飛び級」的に大学レベルの数学などを学べるようにする「配慮」、仕組みの関連でのことだ。

● 飛び級制度には若干の留保事項はあるが、一般的には、私は賛成。

● しかし、非常に疑問を感じるのは、そういう数学飛び級などの子に「gifted」「talented」というレッテルを貼ることだ。

● アメリカが元は新教クリスチャンが作った国なら分かるだろう。全ての人間は、それぞれのgift, talentが与えられているというのが彼らの信仰であったはずだ。Talent=タレントという言葉も、聖書の中の通貨タラントから来る。タラント(talent=才能)は、その大きさ、人との優劣ではなく、その人固有のタラントを神がそれぞれの人に託した、、というのがクリスチャンの信仰である。

● その観点から、数学だけ突出して社会に馴染めない子を「保護」し「応援」する観点からであったとしても、そう言う子にだけ「gifted」「talented」というレッテルを貼るのには、どうして強い抵抗がある。人は、皆、それぞれ gifted であり talented なのだから。     Nat

GSOMIA破棄の韓国には、米日か中国かの選択を迫るべきだ

★日韓GSOMIA問題。

● 徴用工問題、その次の半導体材料輸出管理問題、私は、ここまでは、韓国をマトモな相手とせず、いなして置くしかないと主張してきた。
● しかし、韓国文政権が、GSOMIA破棄という、国防・安保における米・日・韓の根本問題に実はチャレンジする行為をしてしまった今、ここからは全く違う。

● 具体的にどう持って回るかはこれから考えたいが、ここは米日がしっかり連携して、韓国文政権に:
 
(1)韓国は、従来通り米日韓同盟に属し、中露(そして北)と対峙するのか、

(2)それとも米日同盟から実質離脱し、孤独か、あるいは、北が組んでくれるなら北と組んで、更に中国に属する国家になるのか

 この、どちらかの、国家の根本的ありようを選択すべし!

と、超原則論で迫り、韓国国民にも、今回はそういう問題にまで文政権がしてしまったということを思い知らせた上で、民族の運命の選択を迫るべきであろう。

● 1910年の日本への併合でも、国内で、ロシア派と日本派が分かれて、結局、日本派が勝って日韓併合になったが、今、韓国は、実は類似の瀬戸際に居るのだ。

● そうでないと、あの国の文のような為政者も、国民も、日韓リベンジのスマフォゲームのような異様な空間の中だけで、自慰行為をエスカレートしてしまっており、世界の中での韓国が全く見えてないままとなると思う。・・・安倍政権は、ここまでと全くスタンスを変えて、米国と組んで、毅然たる原理原則的チャレンジを韓国に突きつけるべきである。(そんなこと、ようやらんだろうが。)   Nat

日米通商交渉 - 予想通り 勿論「サル芝居」

★日米通商交渉ーー妥結の方向。そして、全く予想通りだが、(1)日本の農畜産物輸入関税下げはTPP同等、(2)一方、日本車の対米輸出関税は、TPPでは25年後に現在の2.5%をゼロにするはずだったが、それは「今回は見送り」という妥結。

● 既に、評論で(2)の「自動車関税撤廃」がないなら、一方的なトランプ米国の勝利、日本の屈辱外交になり遺憾、というのが出てきている。

● しかしだね:

1.そもそもオバマとのTPPも、元々2.5%と既に充分低い自動車の対米関税を、25年後という実質「永遠の将来」にゼロにする、いわば「ほんの形ばかりの米国側譲歩」を「政治的見え方上の飾り」で付け足したものだった。要はTPPは、戦略的本質面では米国の対中国包囲網だったから、日本は米国の属国として、有無を言わさずに飲まされるしかなかったものだった。だから、その「ほんの形ばかりの米国側譲歩」に見えるという飾りの部分の「自動車関税の遠い将来の撤廃」なんてのが、今回なくても、そもそも日本側の実質的喪失感は殆どない。(ただ、それにも拘わらず、日本国民に言い訳しやすいように「今回はね、自動車関税撤廃は、取り敢えずなしにしておきました」等という言い方には苦笑を禁じ得ない。)

2.一方、トランプからすると、オバマのTPPは「最悪」といって離脱したのだが、農畜産物で日本がTPP以上の譲歩することは、日本側の政治上あり得ないと知るや、もうあとは、自動車関税の「25年後無税化を ”今回はなしにしておく”(=実質、永遠になし)」という、日本側では実質的には飲みやすい「日本側譲歩」でも、兎に角「勝ち取った」形にしないと、トランプ側の「エエ恰好し」の政治的ショーが成立しなかったものだ。

3.その為、トランプはまず日本の自動車にも今後高関税を課すというブラフの脅しを言ってきた。日本側では、今回のDEALで「交渉結果、トランプの主張した高関税を回避できた!!」と吹聴すればいい。(アホらし・・)

・・・以上で、日米通商は、オバマに一方的に押し付けられたTPPと実質ほぼ全く同等の内容を、トランプ様用に少し見かけだけ変えて合意しなおすことで決着。・・・もう全て、事前に予想された「サル芝居」通りになっただけで、もう殆どニュースバリューもないと思う。

・・・また、オバマも日本にTPP押し付けて、特に日本に感謝などしなかったが、これで、トランプが日本に感謝しているなんてこともあり得ない。全て、米日の「主従」関係の中での3文オペラ的サル芝居だからね。実に詰まらん。    Nat

8.15NHKスペシャル「二・二六事件での海軍資料」への所感

★終戦記念日の今晩、NHKスペシャルで、二・二六事件関係で海軍関係者がずっと隠匿していた極秘資料をNHKが発掘したということで、その特別報道があった。(末尾のURLクリック。)

●私の、脊髄反射的な、取り敢えずの、まだ深く分析・考察する前の反応を記す。(と言って、これ以上の深い分析・考察がこの後、無かったらゴメンなさいね。):

(1)そもそも、NHKが本当に発掘したのか? 海軍の元関係者が個人的に隠匿していたものというが、なぜ、それをNHKがすっぱ抜き的に「発掘」、特ダネ的報道するのか?
米国では、逐次、機密情報の公開法令が進化してきた。しかし、民主主義の根本である「機密情報の一定期限後の公開」について、むしろ日本は2013年安倍内閣の「特定秘密保護法」で後退してきている感すらある。非常に遺憾。

(2)二・二六事件を海軍が最初から察知し、軍艦を展開し、海軍の陸戦隊をスタンバイさせていたのは、衆知の事実である。今回のNHKすっぱ抜き資料は、それの細部にわたる海軍側記録として重要な史料であるが、今日のNHKスペシャルから、二・二六事件の本質を覆す本質的新事実はなく、NHKのすっぱ抜きの演出であった感も禁じ得ない。

(3)Anyway、終戦記念日に、1941年に遂にあの太平洋戦争に突入することになった背景の一つの、1936年2月のあの4日間の二・二六事件を改めて考える機会を得たのは、有意義であった。
・太平洋戦争を開始・推進させた背景に特に陸軍の盲挙があった訳だが、二・二六事件は斯かる陸軍の盲挙の先駆けであった。
・挙兵したのは、純粋に天皇親政を目指す皇道派青年将校であったが、それを泳がせ、最後にはそれを鎮圧することで、むしろ事件後の勢力拡大を図った長州藩派閥の陸軍統制派こそが「本当にズルく悪い奴ら」だ。彼らこそ、この事件の約5年後に、単純化して言うと、より世界に通じていた海軍の抑制的意見を押し切り、そして、陸軍内部でも「米に対抗できるリソースを蓄積するまでは開戦は自殺行為」と主張した天才陸軍軍人石原莞爾を追放して首相になった、凡庸リーダーの東條英樹陸軍大臣が主導して、超盲挙の対米開戦に突き進むのである。
・そして、今回、NHKの見つけた極秘資料で、二・二六は海軍が綿密に横でフォローしていたことは覗われるものの、海軍も陸軍との「内戦」を恐れ、結局は二・二六でも日和見だったと見れる。
⇒ 多少おつむはいいが日和見の海軍(薩摩)、無知と思い込みの陸軍(長州)、彼らが日本をあの泥沼戦争に追いやった。これは間違いない。
(注:確かに薩摩、長州と決めつけているのは極端ではある。東條英樹の父は薩長からすると賊軍の盛岡藩だ。しかし、あの戦争に至る道は薩長が主犯という史観は大きくは外れていないと思う。)   Nat

https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20190815

記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

NAT

タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ