♪♪ NATの独り言 (心・ジャズ)

生きていく上で信じてること。大好きなジャズのこと等

2019年10月

2100年に日本の人口は6千万人に半減ーーヤバイ国になる!!

★国土交通省の予測(以下のグラフ)では、2100年くらいの日本の人口は6000万人くらいに半減するという。長期人口 cDocument-page-001 (47)

● 日本が混み過ぎてないで、いいわ・・とか思う人もいるかも知れないが、むしろ、皆が言っている通り、日本全体が圧倒的に大問題状況になるだろう。

● そもそも赤ちゃんが少人数しか生まれてこないのだから、その赤ちゃんが成人して産む赤ちゃんは輪を掛けて非常に少ない。6000万人の殆どは老人、ところどころに若い人がいるだけの社会になる。⇒ もう、その雰囲気を想像するだけでも、気が滅入る。
● 次に、日本中の供給体制が1億2000万人の需要にミートして構成されているのに、需要が半分になると、経済・ビジネスは超絶デフレ・不況になって、激しい倒産・撤収・廃業が起こる。更に地方自治体のサービスや病院等の公的サービスの類が所謂Critical massを割って、自治体や病院サービスなどが成り立たない所が今以上に多発。大都市以外はもう住めない国になろう。
● 一方で、分野によっては、まず先に労働力不足という問題が先行する分野もあり、他方、日本は移民導入の開放は嫌がってやらないのだから、その分野には、数年間ほどだけ日本に出稼ぎにくる外国人労働者の類が溢れる。治安も悪くなる。

● それでだ、なぜ、赤ちゃんの出生率がどんどん落ちているかというと、一言で言うと、適齢年代の男女が収入が低くて、結婚したり、更には子どもを抱えたりする見込がない人が非常に多くなっているからだ。
● なぜそうなっているかというと、(1)日本では供給者数がどの分野も過多で過当競争、(2)その為の収益圧迫を、非正規労働者と外国労働者の低賃金で誤魔化している(先進国でダントツに最低賃金水準が低いのが日本である)、(3)その結果、供給者が自由競争で淘汰され、生産性向上・経営革新する勝馬供給者中心の経済に進化するということが、何時まで経っても全く起こってこないから、いつまでも供給者の価格はデフレ、労働者への対価も永遠に低水準が続く、そして(4)そういう経済社会構造を温存しているのが地方の中小零細業者を票田とする自民政権であるからだ。・・・自民政権は、子どもを保育する人に、税金のバラマキで問題緩和しようとしているが、根本的に、上記(1)~(3)の問題のある日本の経済構造を改革する政治的意欲は全く持っていない。

● だから、日本が人口半減し、もう住んでいられない国になる運命はほぼ確実であろう。・・・私はそれまでに、あの世に行くのでいいが、我々の孫たちは可哀そう。・・と思う。   Nat

久しぶりのNatのオリジナル賛歌です!!

★偶には、ミュージシャン(及び教会のクリスチャン)としての溝口の投稿です。

● 先日10月18日、田園江田教会のユニークな歌とトークの集会、「えだフライデーナイト」(第14回目;7年目)を開催しました。

● 時々、溝口のオリジナルの賛歌を披露していますが、久しぶりに最新曲オリジナルを披露しました。
● 以下のOne Driveのクラウド サイトに、当日の、この歌の紹介のスライドのコピー(趣旨と歌詞が出てます)と、当日の録音をアップしておきました。

 溝口オリジナルソング

● 必ずしもJazz曲でなく、現代の「教会での賛歌」のつもり。題名も、ずばり「私たちの賛歌」。
● ただ、教会のフライデーナイトシンガーズに歌ってもらったサビの部分などは、実は可成りジャズハモリをアレンジしたつもりです。(一人で歌っている部分は私です。)
● 歌詞に込めた、私の「心」も含めて、もし時間あったら、歌詞も見て、録音も聞いてみてください。有難うございます。      Nat


溝口オリジナルソング溝口オリジナルソング

新デジタル通貨は、単なる「反乱軍」なのか? その3と4

★デジタル新通貨「リブラ」の話ーその3

 結局、世界は、リブラをFacebook社がやるのがイヤだ、、に尽きるのだろう。

だから、IMFの類の、各国政府代表によるリブラ運営組織を作り、Facebookなどは、入れるとしても、下請け実行組織としてだろう。
ーーー人類は斯かる試行錯誤を経て制度革命を進めて行く・・・


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★デジタル新通貨「リブラ」の話ーその4

● 今朝の日経にFinancial Timesで、いつも洞察ある事を書いているコメンテーター(ウルフ氏)の論考が載っていた。
● 基本的には、私が「その2」で書いた、通貨のマクロ的推移である「Ⅰ. 紙幣・貨幣という物理的通貨の段階」⇒「Ⅱ. 銀行預金という仕組みをベースにしたバーチャル通貨の段階(現在)」⇒「Ⅲ.リブラ議論で幕開けの新デジタル通貨」という認識において、私の整理とほぼ共通。更に、Ⅲ.に行く前にビットコインなどのアダ花的仮想通貨が出た時代を今通過しているという認識でも同じ。
● そして、このウルフ氏の重要ポイントは:
(1)新デジタル通貨は、Facebook等の私企業主導で発行・管理すべきものではなく、やはり国家・国家系が主導すべきもの。(※ 溝口:そりゃ、そうだろう。)
(2)そして、基本的には、中国がデジタル人民元を出そうとしている通り、各国の中央銀行(日本でいう日銀)が公的にデジタル円、デジタルドルなどという形で発行・管理するのが基本と言っている。(※溝口:まだリブラ風の世界通貨のメリットもあり得るとは思うが、まずは個別通過のデジタル化というのはどうだろう。)
(3)更に、ここが私が意を強くした点であるが、国家管理のデジタルドル・円などが出ると、少なくとも「Ⅱ.」の時代に銀行が担っていた銀行預金をベースとするバーチャル通貨の時代は終わりで、国家デジタル通貨を、銀行とは関係なく、全ての人類が扱えるようになるという見方をしている。(※溝口:これだ!!)

⇒ 私は何も銀行を目の仇にしている訳ではないが、「銀行預金」なる仕組みは人類の「段階Ⅱ」においてのみ必要で、
「Ⅲ.の新時代」では不要になる。銀行支店もないアフリカの奥地等の人びとでも、ネットへの電波接続(注:電気は太陽光発電とかで)さえ出来れば「通貨」の恩恵に浴せるようになる。郵便局の郵便依存の時代からの脱却と同じ。
⇒ そして、銀行は「決済」ではなく、保有通貨が余っている人と、足りない人のギャップを、与信審査・貸与仲介機能で埋めるという、より本来的な「ファイナンス」機能に純化する。
● 誰の覗きこむ水晶玉でも、そういう光景が見える筈だと言っているのだ。    Nat

ハロウィーン: 日本だけの特異な盛り上がり

★10月31日、ハロウィーン。

● 今年は、渋谷の夜の乱痴気騒ぎも下火かも。。。

● ご存じのとおり、ハロウィーン祭りは、もともとアイルランドのケルト民族の祭り。ケルトでは一年の最後の日、10月31日に 、日本のお盆みたいに、先祖の霊と共に悪霊も戻ってくるので、悪霊払いの祭りをしたものだ。

● 世界にキリスト教が広がった結果、12月下旬には世界各国でクリスマスがあるが、ハロウィーンは、かなり様相が異なる。要は、アイルランド移民が多く移住した先の国だけで盛んであるにすぎない。即ち、本家アイルランド以外では、圧倒的に米国。そして、あとはイギリス、カナダ、プエルトリコ、ニュージーランドやオーストラリアの一部などだ。
● そして、全世界のキリスト教会では、ハロウィーンなる異教徒の祭りに対しては、否定的か、中立的かのどちらかであって、教会ではハロウィーンはない。

● ということで、ハロウィーンは、単純に言うと、アイルランド移民が多く行った米国で、キリスト教会の「本流」とは無関係に、米国独自の文化・風習として定着したものだ。
● 更に、アイルランド人移民とは全く無関係に、世界の中で、唯一、ハロウィーンで大騒ぎする国が一つある。それが「米国文化は即フォロー」の、我が国、現代日本である。

● 日本は、その昔、仏教を受け入れ神道と融和させた。中世、明治維新、戦後の3回の波でキリスト教を若干受け入れ、結婚式とクリスマスはキリスト教流儀が基本になった。
● そこに、バレンタインデーと同様の商業主義の二つ目で、日本で異様に盛り上がっているのが、完全に「宗教抜き」「アイルランド・ケルト抜き」のハロウィーンである。そういう「抜き・抜き」のハロウィーン は世界の中で、日本だけだ。

⇒ これは、日本文化が、原理主義の正反対で、何でもちょっと「カッコいいかな」と思うものは、そもそもの原理・起源は全く気にせず取り入れる、つまり、昔の仏教の仏像、キリスト教国からのクリスマス、バレンタイン、ハロウィーンと、融通無碍に受け入れて流行らせる、世界でも珍しい受容性を持っていることの象徴である。

・・・なんて難しい話はなしで、兎に角、渋谷で盛り上がればいいのかしら???    Nat


新デジタル通貨は、単なる「反乱軍」なのか? その2

★新デジタル ”世界” 通貨のリブラ。・・・昨日の続きで、もう一言。 まだ率直に言ってザックリ思考の域だが・・・

● 世界通貨にするためもあって、ドル・ユーロ・円ミックスを裏付けとしたデジタル通貨にする方針(注:先ほどの報道では世界各国の支持を得るため広範囲な国の通貨のミックスにするとの軌道修正検討中のようだが・・)であるが、思考実験の為、リブラ管理組合が、デジタルドル、デジタル円などを発行するケースで考えたい。(注:中国は自分でデジタル人民元の発行を検討しているらしいが・・)

● ドルの発行は米国、そして円の発行は日本、それぞれの政府が発行の専権を持っている。リブラのデジタルドル、デジタル円は、これに真っ向から歯向かうものか?というと、米国政府、日本政府が発行したドル、円の流通しているものの相当部分を裏づけ資産にしたデジタル通貨にするのであって、「新たなドル・円の発行」をする訳ではない。この点が第一点。但し、流通しているドル・円の巨大な部分の「管理」を握られるとの不安が国家側にはあろう。

● また、そもそも従来から、ドル・円といっても、発行された紙幣・貨幣、そのものが流通している面よりも、それを銀行に預け、銀行が帳面上の「数字としてのバーチャルなドル・円」を管理していて、人々は銀行に管理してもらっている「バーチャルなドル・円」を決済したり金融しているだけだ。
⇒ ⇒ とすると、リブラの本質は、既に、紙幣・貨幣が「銀行管理のバーチャル通貨」になっていたのを、紙幣や銀行預金通帳よりも更に偽造の極めて困難なデジタル(仮想)通貨技術による「次世代バーチャル通貨」に進化させるものだ。
⇒ ⇒ つまり、ハイテックのお蔭で、最早、銀行システムに依存不要の「次世代バーチャル通貨」に置き換えるというのが、リブラ式のデジタルドル、デジタル円の本質であろう。

● 即ち、リブラの意味するものは、上述のとおり、発行済みの通貨を従来から銀行がバーチャル仮想していたのを、ハイテック仮想に置き換えることだから、
(1)本質的には国家の通貨発行権へのチャレンジではなく、
(2)より本質的には、専ら、国家が実質的に規制により、かなり管理していた銀行システム、これを、全く別のハイテックの運営機構に置き換えるということだろう。そして、それへの反発・不安が出ている。そういうものと思われる。

● 余りいい譬えかは、分からぬが、インタネットが広がると、郵便や本屋さんの本という旧い社会体制が崩れると反対するのと似ていると思う。人類はいつか、必ず、ハイテックの革新に進むと思う。  Nat

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