♪♪ NATの独り言 (心・ジャズ)

生きていく上で信じてること。大好きなジャズのこと等

2021年07月

★金メダルラッシュの柔道 ー 日本のお家芸

★五輪の日本の柔道の金メダルラッシュ。
● 2012年ロンドン五輪で柔道が金メダルゼロにまでなったのを考えるとスゴイ。一時、有効ポイントとか指導・反則点制とかで、何のスポーツか分からなくしてしまっていたルール問題が、試行錯誤で、改善してきているのも背景であろう。
● しかし、私からすると「柔道」を創始した日本の「お家芸」であるか故の勝利という、「我田引水」論に傾き気味である。
(1) 柔道人口で言うと、ブラジル200万人、仏56万人、独18万人、日本16万人等だから、別に日本の柔道人口が世界最多なわけでもない。しかし、日本の柔道人口16万人に対しレスリングはわずか1万人、一方、米国では、レスリング40万人、柔道2万人。・・・これから、日本で「格闘技」というと「柔道」なのだ。
(2) 逆にいうと、ブラジルでこそ柔道の人数が非常に多いが、組む格闘技としては、世界全体としては、歴史的にもレスリングが中心で、やはり柔道は「日本の格闘技」が欧州・伯に拡がったものとの位置づけだろう。
 ・レスリングは古代ギリシャの昔からある。スポーツショー(あるいは神技)として行う場合、上半身裸で組み合うのが自然だ。日本の相撲、中国の角力も、裸で組み合う。これが世界の主流。
 ・一方、柔道の特徴は、柔道着を着て服を持ち合うことだ。何故かというと、日本の柔道の源流は、戦国時代の武士の戦場での取っ組み合い武術だからだ。明治になり、加納治五郎が、今の柔道に纏めた。この経緯は、レスリングにない独自なもので、それがゆえに、柔道を今でもユニークな武術にしている。(因みに、空手など拳法は柔術の一手だが、戦場では殆ど有用ではない。その辺の武術の歴史については、私の昔のブログをご参照。
● 要は、言いたいことは、柔道は、基本的には日本独自の格闘技で、日本ではレスリング・相撲より圧倒的に柔道。そして、欧州・伯に拡がり世界スポーツにはなったが、いまだに、日本のお家芸である、ということだ。そして、色々背景はあろうが、日本がお家芸で圧倒的金メダル、私としては、非常に嬉しいということだ。   Nat
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★新電力が冬の電力の仕入れを急ぐって? お笑いでしかない。

★今朝の日経記事。今年1月に電力の卸売り市場が枯渇し、新電力各社の仕入れ価格の異常高騰で各社大赤字になったのだが、そういう事態を回避すべく、冬・夏の追加仕入れ電力を前もって確保しておいたり、価格をヘッジしておくという動きが多く出ているとの報道。
●報道の点は事実なので、まあいいが、この記事は、ことの本質を全くうがっていない。
(1) 新電力といっても、①ガス会社等、自分で発電所をもっていて自家供給する部類と、②自家発設備はなく、単に卸し市場で余った電力を入札で拾い集めて小売りする、アブクのような業態とがある。更に、言うと、③太陽・風の電力限定と名打つ、ウタカタグリーン業者が3番目だ。
(2) お天気任せの③を論外としても、問題は②(自家発なし卸し調達組)だ。電力需要が急増し、一方、今年の1月のようにガス供給不安などが出ると、卸し売り市場は蒸発してなくなる。そんな怖いソースから電力を売ろうとしても、所詮無理がある。電力というのは一にもニにも「安定供給」が根本だ。
(3) 滑稽なのは、そういう②の連中が、冬などに卸し市場が払底した際に慌てて買うのでは怖いから、予め今から買うとか、ヘッジで押さえておこうという、今回の日経報道の動きだ。皆が同じ動きしたら、結局、先物が異常高騰、玉(ぎょく)もなくなるだけの話だ。何ら本質の解決にならない。
● そして、上記①のガス会社などの自前供給の場合でも、例えば東ガスの横須賀ガス発電所が故障したら、どうなる?というと、東電との間で、バックアップ契約をしている。(本当は、自前で予備発電能力をもっているのが理想だが、それではペイしないだろ。)
● だから、何度も言うが、新電力も、太陽・風グリーン電力なども、石炭・原発で日本の電力の底部をしっかり支えているベースロードがないと、上に乗っかれないのだ。そして、皆が寄ってたかって「乗っかり」をしようとすると、将来、乗っかり料が馬鹿高くなるか、乗っかり屋の供給切れ問題が常態化するだけなのだ。
● 私は、東京電力などのベースロードを担う旧来電力の手先ではない。しかし、チャラチャラした乗っかり電力屋に、国民が騙されないように!!、そして、日経などは、しっかり、物事の本質を報道しろ!!と言っているのだ。   Nat
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★今、2%程の太陽と風力をどうやって10倍にするの??


★本日、経産省が「エネ計画原案」を示した。
・・・菅首相が2030年、炭素削減46%と口走ってしまったので、しょうがないから、再生エネの割合を、従来の2030年で22~24%を無理やり36~38%にすると言わざるを得なかった。
・・・TV 報道の説明では、現状では再生エネは18%位なのを、2030年に36%とかにする、、という話しみたいに言うだけで、要は、今の再生エネを倍にするのか、という印象。それなら出来るかも、と国民は思ったかも。
● しかし、残念でした。以下のチャートを見てほしいが、2019年の再生エネの15%というのはだね、10%が水力なのだ。小泉大臣の惚れている太陽なんてのはわずか1.5%、風力は更に低く0.7%なのだ。太陽と風で合計約2%。そして10%の水力はもう基本的に増やせない。
・・・再生エネを15%から36%に20%増やすのを、小泉大臣の好きな太陽と風でやるということは、今2%の太陽と風を10倍の20%に増やすという意味だ。
・・・お~~~、なら、小泉大臣の叫ぶとおり、日本中の全ての学校・工場・住宅の屋根に太陽パネルを乗せることを義務にするくらいは最低必要だが、そうやっても、20%は全く届かない。
● 経産省の原案を含めて、如何に虚構か! いつまで国民をだまし続けるのか?! Nat
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★白鵬のエルボー - 相撲協会の禁じ手にはないわ・・

★白鵬の、今日のエルボー。白鵬としては、相手の照ノ富士に脳震盪を起こすか、逆上させて本来の強みを失わせるか、の作戦だったろう。見事に大成功。超下品に全勝優勝した。
● ネットの投票でも、あのエルボーに批判的な意見が圧倒的に多い。しかしだ、要は、相撲協会の反則リスト(以下に記載)には、エルボ―は載ってない。白鵬のエルボーは、前腕を相手の胸にぶつけて相手の体を起こす「かち上げ」とは本質的に違い、キックボクシングなど格闘技における「エルボーの顔面ヒット」なのは明白だが、反則リストに載ってないのだ。
● だいたい、このリスト、如何なものか? 空手ではハイキックで頭部への攻撃はありだ。協会の禁じ手の「七」で、蹴りの禁止は胸か腹だけだ。足くらい蹴るのはOKというつもりだろうが、キックボクシングの選手が相撲に入るとだね、禁止技でないから、ハイキックで頭を粉砕するね。柔道家が参加すると締め技もありだろう。合気の「気」を掛けるのもあり。レスリングのコブラツイストはどうか??
・・・という風に、モンゴルの格闘家が参加しているのだから、そもそも禁じ手を見直さないとおかしい。横綱の「品格」の問題に矮小化してはいけない。十両でも序の口でも、頭部へのハイキックありか??・・・・相撲協会は、もう江戸時代でないのだから、近代スポーツを目指して、根本的にルールを見直すべし!!
      ~~~~~~~~~~~~~~~
相撲協会の禁じ手:
【禁手反則】
相撲競技に際して、左の禁手を用いた場合は、反則負とする。
一、握り拳で殴ること。
二、頭髪をつかむこと。
三、目または水月等の急所を突くこと。
四、両耳を同時に両掌で張ること。
五、前立褌をつかみ、また、横から指を入れて引くこと。
六、咽喉をつかむこと。
七、胸、腹をけること。
八、一指または二指を折り返すこと。            Nat
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★太陽光を日本中の学校の屋根に義務化!?

★日経朝刊が、日本のエネルギー迷走につき、さすがに我慢できずに、「司令塔不在、エネ迷走」との記事を書いている。
・・・菅首相が何ら根拠なく、2030年炭素削減46%とぶち上げてしまい、7月21日に経産省が、それと大きな矛盾なく出さざるを得なくなった「長期エネ計画原案」が、何ともいいようもないヒドイものになりそうという話だ。
● そして何度も言うが、菅46%削減アドバルーンに意気揚々の小泉環境省と、日本の電力供給責任の元締めである経産省が、いよいよ対立激しいという構図だ。
● その小泉環境相が、原発なし、石炭なし、「美しい太陽と風」に酔い知れているのだが、経産省はじめ電力・エネ実務勢力に、
太陽光、風力、山ばかりの日本の国土の何処に置くの??と言われて、さすがに風力は家庭の屋根に風車でも付けようとは言えず、もっぱら「まだまだ太陽パネルを建物の屋根に置ける」と口走っている。
● 今回は、その阿保さを、数字で暴いてみよう。
・菅首相の46%削減などを目指すために、必要な太陽発電は2030年の発電容量で、最低でも100GW程度になる。
・日本の太陽光発電容量は民主党政権のバブル値段設定で2014年に一気に52GWに狂い咲きしたが、その後、2020年までの6年間では13GMしか増えず、今、65GWだ。追加の設置が困難だからだ。それを2030年までに急に追加35GW増やして100GWにする。35GWというと、100万KW=1GWの大規模石炭火力の35箇所分ですよ!! 
・これから、発電業者に、山肌を削らせて商業発電パネル設置させて頑張っても、計35GWなどにはならない。
・そこで、小泉大臣自身の環境省のレポートでは、建物の屋根に着目。太陽パネルを追加で置けそうなのの8割は学校なのだが、150m2程のまあまあの面積のを、日本中の学校の屋上とか屋根においても精々、計算上10GB。20m2ほどの小パネルも置きまくっても総計で最大20GBにしかならない。
・・・・学校が業者に20年契約での屋根貸しするのだ。10年もするとパネルの故障・劣化も出だすが、日本中の学校と、悪徳も含めた業者とのトラブルが乱発されるだろう。
・・・・しかし、小泉大臣は日本中の学校などに太陽光パネル設置義務化への鼻息が荒い。
●そうやって、日本中の至る処に、超分散的に太陽パネルを置いても100GWなんて行かないのだが、結果、何が起こるかというと、15~20年の寿命が来て、日本中にパネルの廃棄物が発生。廃棄物の処理・リサイクルは、建前上、発電業者が積み立て金していることになっているが、そんなことしている業者は少ない。発電が終われば、会社を破産させて夜逃げするだけだろう。その結果、重金属も含まれる廃パネルが日本中に溢れる。
・・・・原発のことを「トイレのないマンション」という人がいるが、太陽光発電こそ「しまいに厄介なゴミになる汚い発電手段」でしかない。しかし、環境省は太陽パネルゴミが「2039 年には約 78 万t、産業廃棄物の最終処分量の6%になる」と認めつつ、対策はこれから研究というのが現状である。
●日本は、広大な土地のある米国、EU全域と全く違い、平坦な土地もない小さな島国。大陸との電力融通もない。自国エネ資源もない。だから、新型安全原発を現在の立地に新設、石炭は超々ハイテック火力+グリーン燃料混焼等でCO2下げて活用、このベースロード二本建てを、米欧に日本固有の状況説明し認めさせつつ、石炭・LNG等からのCO2は回収固化も含めての努力を世界に示すべきである。太陽と風は、無理なのだから、ほんの補完。
・・・それなのに、学校の屋根や屋上に太陽パネル設置義務付け一筋の超愚かな某大臣を筆頭とする、日本の政治家には皆、頭を丸めてもらいたい。   Nat
1人、立っている、、「太陽光パネル 義務化」というテキストの画像のようです


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