♪♪ NATの独り言 (心・ジャズ)

生きていく上で信じてること。大好きなジャズのこと等

2021年10月

★生きたアヒルなどから羽毛をむしり取るダウン

★寒くなって、ガウンのコートがそろそろ欲しくなる時期だとも思うが、ダウンの中の羽毛、その結構、多くの部分が、アヒルやガチョウから生きたままムシリとったものだと言う。(ライブ・ハンドピッキングというらしい。)
・ダウンの羽毛の3大産地は、ハンガリーとポーランド、中国。
・本来は、屠殺して肉を取った死体から取るのだが、近年のダウンブームで、それでは間に合わず、また、生きている鳥から、むしりとる「ライブ」もののほうが、当然、質のいいものが取れる。だから、ハンガリーもポーランドも加盟しているEUでは、禁止だが、守られないという。中国ではもっと、ライブがやられているようだ。
・一方、ライブのは、むしり取る人件費が高めになり、品質はいいがコストが高いので、何と、日本向けが多いともいう。う~~む。
★ウイグルのカシミヤで疑惑を持たれているユニクロが、ライブのダウン羽毛ではどうかというと、以前に問題になった際には、「死体からのダウンのみ」と言っていたようだが、この手の問題は、出荷元の中国の現場まで行かないと、本当のことは分からない。
・・・私個人は、たまたま、ダウンコートは、フワフワ過ぎたり、芋虫のようなステッチが嫌いで、いっさい着ないので、いいが、ダウン好きな人は、知らない間に、動物虐待に手を貸してないか注意するか、合成・人工のダウンも結構いいから、それにすることだね。日経にその手の記事があったから、本件、思い出した。
・・・以下の写真に加えて、残酷なむしりとり風景のYouTubeも以下に貼り付けておく。(閲覧ご注意。)  Nat


★もはや先進国でない貧民国の日本

★明日、選挙。
・・・政治家は、正しく、国の問題に取り組んでいるだろうか?
● 今、夕方のTBS報道で、大学の数理工学・応用物理系学科先輩の野口悠紀雄先生が、いみじくも言っていた:
・日本は、もはや先進国ではない。先進国としては国民が貧困になり過ぎた。
・それというのも、アベノミクスで円安になり、企業が、一次的な麻薬のような利益をもらって、技術開発を怠ったからだ。と。
・・・・概ね、私が、ずっとここで書いてきてきていることに通じる。
● 同じTBSの報道で、月収10万円のシングル・マザーが4人の子ども抱えて、食べ物もまともに買えない苦境にあるのの報道があった。
・・・以下の子どもの貧困率のグラフの通り、日本は、もはや、メキシコや韓国より遥かに貧民国になってしまった。更に、貧困度合いが長期的に、じりじりと余計にヒドクなってきているのだ。
・・・そのシングルマザーは「バラマキかも知れないが、現金給付金ぜひ欲しい!」と言っていた。
・・・何度も言うが、経済評論家や証券会社アナリストは、苦しむシングルマザーは見ず、GDPの成長率しか見ていない。だから「10万円撒いても貯金に回るだけ。GDP押し上げ効果は僅か」等と、麻生元財務相みたいなことしか言わない。
★ もう一度、言う。日本は、産業のやり直しとしないと、このまま更に超貧民国に転落していく。・・・明日の選挙で、それを進める政治家を選ぶのは至難の業ではあるが、比較的マッシな人を選ぼうではないか。   Nat子ども貧困率 日本 世界_page-0001貧困率グラフ_page-0001 (1)

★ウン? 日本の所得格差拡大? してません。国全体で貧民化です。

★選挙に向かって、多くの政治家が「所得格差の拡大を是正しよう!!」と口走る。
● しかし、はっきり言って、日本では格差拡大とかはない:
(1)日本は、以下の最初のグラフ(所得格差の度合いをジニ係数なる指標で表したもの)の通り:
 ①世界でも、そもそも格差が非常に小さい国であり
 ②かつ、このグラフの推移のとおり、他国で格差拡大中なのに、日本は、格差度合いがほぼ横ばいなのだ。
(2)また、二つ目のグラフは、ド金持ち(上位1%)の所得の割合だが、日本は一番下の折れ線、これまた、ド金持ちは少ないし、割合も米英で増える中で、日本は殆ど増えてない。
● では、日本で何が起きているのか?というと、所得格差の拡大ではなく、3つ目のグラフの通り、ここ25年間、国民全体の所得が減り続けている、つまり、国民全体が「貧民化」しているということなのだ。
⇒ しかし、それではミジメだ。手の打ちようもない絶望感が漂う。
⇒ そこで、政治家は「あなたが貧乏なのは、金持ちに富が偏ってきているからですよ!!」とウソを言い、言われたほうも、「そうかと思った! 是非、取り返してくれ!」となる。 
● しかし、現実は違う。日本の産業が疲弊化し、儲からないものとなり賃金は払えなくなる中で、少子高齢化で税・社保負担ばかり増える、そこで国民全体が貧民化しているのだ。金持ちから富をシフトするのは、米国などでしか意味ない。 
● 日本は、何度も言うとおり、
(1) 産業構造のやり直し: 産業そのものの集約化・規制撤廃による活性化、企業ガバナンスのやり直し、海外人材の解禁
(2) 高齢者優遇一途の社会保障制度の改革
(3) そして、その為に必要な財政資金は、折角、日本の数少ない「武器」だから、積極的に日銀の財政ファイナンスをすること。
これを、本気で、時間をかけてやるしかない。要は「日本のやり直し」だ。・・・・しかし、これを主張する政治家は、多分、当選しないだろう。となると、日本はもう期待できない。   Nat

★欧州の自然エネを礼賛し日本をこき下ろす人たち

★頭に来た。今やっている「報道1930」(松原キャスター)で、自然エネ派・反原発派の団体役員や評論家を3人呼んで、「このままだと再エネで日本は世界から取り残される?」という特集をしていた。
●松原が煽る中で、3人が寄ってたかって言っていること:
・日本は、既存の電力会社などの旧エネ事業者勢力が保守反動で、新エネに反対しているから進まない。
・世界の異常気象を、自分の問題として捉える感覚が日本人には弱い。
・温暖化で弱い人へのしわ寄せがくることへの人権的な思いが、欧州人などに比べて、日本人には弱い。
・温暖化の科学的な情報への理解が、日本では弱い。
● そこまで言うなら、私は言う:「日本国民が、自分らのエネルギー・電力の供給を確保するために頑張り、そして、温暖化対策も日本流で頑張った結果、世界から、日本はダメだと言われるなら、言わしておけばいい。世界の他国がそれで、日本を経済封鎖などするわけもでない。日本は日本の信念を貫け!!」
<補足>
1)電力会社などの旧勢力が保守反動になるのは、その通りだが、それより、日本は島国・国土事情、エネ資源事情、電力体系事情、があり、欧州の猿マネは禁物なのだ。
2)温暖化がCO2削減で阻止できるか科学的には疑問もあるが、もしそうだとしても、CO2削減の手法まで、外国から指示される覚えはない。日本にはハイテック石炭火力は必須で、それを使いながら、大気への排出CO2の最小化(他の低・無炭素燃料との混焼、回収・固定化)で行うので、何が悪い?? 
・・・今日、TVに出ていた3人こそ、一方的、非科学的決めつけ、「日本人は欧州人より劣る」とのいまだに日本人ダメ論で、サイコーにむかついた。  
 Nat


 ★頭きた、その②: 
昨晩の「報道1930」での、自然エネ財団とかの役員らの「再生エネに励む欧州に比べて、意識の低いダメ日本!!」論。引き続き、言わせてもらう。
・・・・自然エネ派・非原発派が、そろって「デンマークを見ろ!!」、「やれば出来る」と言い、昨晩の報道でもデカくデンマークの再エネの絵が出ていた。
● デンマークの再エネは今や、8割くらいに達しているのは事実だが、実は、その多くが「バイオマス」である点は、良く分かってない人が多い。バイオマスは、私に言わせると「ペテンの再エネ」であり、私は、ここFBでバイオマスを「再生エネ」に分類したことは一回もない。
●バイオマスのイメージ絵は以下だが、「バイオマス」の大半は木材である。木材を燃やして発電しても、その木材は、昔成長期にCO2を吸収したので、その吸収したCO2を排出しているだけで、差し引き、CO2のネット(純)排出はゼロという考え方だ。確かに石炭は3億年位前の植物がその頃のCO2を吸収しただろうが、昔過ぎるので、ネット排出ゼロとはいかない。でも、バイオマス用の植物は現代の時間の中での出入りだからOK、、、との理屈だ。
●しかし、多くの学者がバイオマスはダメだと主張している。
・多くの木がCO2を吸収したのは、木が成長していた、かなり前のことなので、今、それを燃やすと、今、今年、来年の話としては、大気のCO2を増やしてしまう。
・切った木は、その後に、新しい若木を植えないといけない。しかし、欧州でも、ちゃんとそうしてない「切りっぱなしの森」も多い。更に、今植えても、育つのに年数が掛かり、今年・来年のCO2削減には寄与しない。
・切った木を運送するのにも、ペレットを加工すにも、結構エネルギーを食ってしまっている。
●デンマークに話を戻すが、デンマークはこれまで、そういうバイオマスに7割依存してきているのだ。昨年は、風力が増えて、3割くらいに収まったようだが。
⇒ もし、欧州派、日本の自然財団の人らが、日本が、低CO2に抑えたハイテック石炭火力を使うのを「禁じ手」と言うなら、私は、デンマーク、あるいは欧州各国のバイオマスも「禁じ手」と言いたい。
・・・・欧州は、森が豊富で、どんどん木を切りバイオマスにしている。バイオマスなら、ベースロード電力に出来る。だから、欧州はそれに依存する。しかし、それは「ペテンの低炭素」だから禁じ手にしたい。それに比べ、日本のハイテックの低炭素石炭火力は、本当に低炭素なのだ。どこが、悪い??

※ 本記事を書いていたら、日経朝刊(10月28日)に、バイオマスへの疑問が高まっているとの記事があった。

※ ★あと、追記するが、デンマークは、そもそも、北海という、浅瀬で、かなり一定の風が吹く、洋上風力に絶好の地の利に恵まれ、石油ショックで打撃を受けた70年代から、しょうがないので、風力依存の体系を作ってきたのであって、ひと言でいうと「地の利」に尽きるのだ。・・・それで、原発にも依存せず、行けそうということで、近年は風力だけの脆弱さをバイオマス(木材)発電で補おうとしてきたものだ。
・・・そういう風に、国ごとの「地の利」、事情がある。
・・・日本には、太陽も風力も置く国土もない、海は太平洋プレートのせいで、浅瀬が少なく、洋上風力も難しい、欧州と違い北海のガスのような自国エネ資源もない、何もない、そういう国情の中で、必死に生きようとしているのだ。
・・・そういう中で、日本は、安全新原発と、低炭素のハイテック石炭、絶対必須なのだ。欧州のサルマネを提唱する「知識人」には猛省を促したい。
、「加工 光合成 CO2 燃烧」というテキストの画像のようです

★ワクチン接種比率70%の日本・・・・どこまで伸びる??

★日本のコロナ・ワクチンの二回接種完了比率が、人口の70.6%で、世界でも、シンガポールの82%、スペイン79%、カナダ74%に続く高い比率にまで来ている。(注:ニュースで英国79%とか言っているのは、12歳以上での比率で、全人口に対してなら、英国は68%だ。)
・・・ご承知の通り、「絶対打たない主義主張者」が多くいる米国では58%で止まってしまっているのと、日本は状況が大きく違う。
● 日本はここから最終的には何%まで行くのだろう?
(1)まず、対象外の11歳以下の人口比率は9.3%で、12歳以上の人口が90.7%だから、90%接種したら、全員ということになる。あと、2割だ。
(2)一ヵ月前の9月下旬にはまだ56%だったのが、一ヵ月で14%接種しており、下の緑色の接種推移のグラフのように、比較的直線に近いカーブで増えてきているから、フラフの勢いからは、年内にも実質全員の90%に迫り、世界最高になる可能性もある。
● 問題は「ワクチンは絶対イヤ」という人口の比率だ。
・今年の夏位までは、「ワクチンはイヤ」比率が25%とか20%とかいたが、今や、だいたい10%位に減っているみたいだ。
・「イヤ」と言う人の理由は、殆どが「副反応」を挙げている。
・・・体がだるくなるとか熱が出るのがイヤと言う人もいるが、アレルギーショック反応に恐れをなした人もいよう。
・しかし、8月のデルタ爆発を経て、感染のリスクへの恐れのほうが拡がり、一方で、周りの接種済みの人の話で、副反応は、そう心配するほどでもないと思ってきた人が増えた。
⇒ 結果、今では「イヤ」が10%位に減っているのが、日本の現状だ。 
● 米国では、ワクチンの義務化問題についてだが、48%もが義務化には反対。大きな政治問題になって、国が二つに割れている。
一方、日本では、多くの人が自然に接種受けている国民性ゆえ、義務化論も殆どない。それくらい違う。
・・・年内に、90%に迫るか、見守りたいが、恐らく、日本でも、5%位は「最後まで拒否」派が残り、最終的には85%位になるのではないか??    Nat


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