★寒くなって、ガウンのコートがそろそろ欲しくなる時期だとも思うが、ダウンの中の羽毛、その結構、多くの部分が、アヒルやガチョウから生きたままムシリとったものだと言う。(ライブ・ハンドピッキングというらしい。)
・ダウンの羽毛の3大産地は、ハンガリーとポーランド、中国。
・本来は、屠殺して肉を取った死体から取るのだが、近年のダウンブームで、それでは間に合わず、また、生きている鳥から、むしりとる「ライブ」もののほうが、当然、質のいいものが取れる。だから、ハンガリーもポーランドも加盟しているEUでは、禁止だが、守られないという。中国ではもっと、ライブがやられているようだ。
・一方、ライブのは、むしり取る人件費が高めになり、品質はいいがコストが高いので、何と、日本向けが多いともいう。う~~む。
★ウイグルのカシミヤで疑惑を持たれているユニクロが、ライブのダウン羽毛ではどうかというと、以前に問題になった際には、「死体からのダウンのみ」と言っていたようだが、この手の問題は、出荷元の中国の現場まで行かないと、本当のことは分からない。
・・・私個人は、たまたま、ダウンコートは、フワフワ過ぎたり、芋虫のようなステッチが嫌いで、いっさい着ないので、いいが、ダウン好きな人は、知らない間に、動物虐待に手を貸してないか注意するか、合成・人工のダウンも結構いいから、それにすることだね。日経にその手の記事があったから、本件、思い出した。
・・・以下の写真に加えて、残酷なむしりとり風景のYouTubeも以下に貼り付けておく。(閲覧ご注意。)
Nat
