♪♪ NATの独り言 (心・ジャズ)

生きていく上で信じてること。大好きなジャズのこと等

2021年10月

★世界の炭素排出の中での、可哀そうな日本

★今回のCOP26会議に向けての事務局の取り纏めが報道されているが、相変わらず、最大の排出国である中国とインド(米に続き3番目)の歩みがノロイ。
・・・・中国は、2060年までには、ネット炭素増をゼロにしましょう、、と言う看板掲げているだけだ。またインドは、2030年には2-3割減らしてボチボチやりましょう、、、と言うに過ぎない。ただ、会議に顔出すだけ、出さないよりはマッシだが。
・・・・そして、二位の米国含めて、これらのBig-3放出国は、みな経済成長率が数%以上と高いので、基本的・構造的に、炭素はドンドン増える一方だ。
・中国は、人口も多いから炭素が多いのだが、石炭利用が突出してるので、一人あたりでも、「途上国」の割には可成り多い。
・米国は、自動車のガソリンがスゴイ。だから、必死にEV化を掲げている。
● そんな中で、経済成長率もゼロで、ほうっておいても炭素は増えない日本が、資源もなく、国土もない中で、石炭ヤメレと言われ、原発も難しい、停電の常態発生を覚悟で、太陽と風だけで生きて行こうなどとしているのは、世界の中では、とっても可哀そうな国になりつつある。
・・・・日本の排出シェアである3.2%が半分に減って1.6%分、世界に貢献しても、中国が1~2年で10%経済成長しただけで、2%位増えてしまう。あ~~あ。   Nat
写真の説明はありません。

★経済評論家F氏の「日銀破綻でハイパーインフレ」論の驚愕

★前から、ここで私がペテン経済評論家として批判しているF氏(「日本・破綻寸前」の本を売っているあのF氏)だが、今晩の夜7時半のBS-TBSの報道1930で、別の評論家森永氏(MMTっぽい人;国債は返す必要もないし、日銀の財政ファイナスも一定問題なし・・と私に似た意見の人)との ”討論会”になった。互いの熱弁を期待したが、キャスターが経済に弱いせいか、議論の進行がダメで、議論が噛み合わず終わった。
★その中で、F氏が日本の破綻の理由として言っていたのが、日銀の破綻(債務超過)危機論。・・・どこの国のことを言っているのか?!と耳を疑った。F氏いわく、財政ファイナスの結果、ハイパ-インフレになるのは、需給インフレではなく、日銀が債務超過で、日銀券(お金)が紙クズになる懸念から起こるとのご高説だった。
● F氏は、世の金利水準が上がり、日銀に銀行が預けている当座預金の金利が上がる一方、日銀保有の国債は長期だから金利上がらず、日銀は金利差で大赤字、保有国債な時価が暴落し債務超過に、と言っている。
● 全く、何を言っているのか?!だ。
(1)まず、以下の昨年の日銀の損益を見てほしい。銀行からの当座預金受け入れは、そもそも基本は無金利、あるいは最近はマイナス金利で、ご覧の通り今は0.2兆円の利息費用でしかない。一方、保有国債資産からの利息収入は1.1兆円ある。これの逆転はなかなかない。またETF等でもちゃんと儲けている。どうやって、日銀が赤字になるのか?
(2)逆転しそうなら、利息のかかる当座預金を返して減らす、その分、コントロールしつつ無金利の日銀券(お金)を印刷して発行する手もある。
(3)そして、そもそもF氏は、昔の古い中央銀行論だが、統合政府論に立つと政府も日銀も一体だ。
・日銀の年間2兆円の利益は、国庫への納付金で、国に戻している。何も企業のように日銀の中に留保しなくていいからだ。そして国が日銀に払った国債の利息を、日銀が利益として国に戻しているのよ!!(だから、永久債でも相殺でもシナハレと私は言う。)
・それで、日銀が債務超過になりそうなら、国が日銀に資本注入すればいいだけのこと。日銀の破綻も国の破綻もない。
★ ということから、日銀が債務超過で破綻してハイパーインフレになるとのF氏のイメージは、まったく現代の日本の話と思えない。戦時中の日本か、どこかの途上国の話ではないのか??? Nat


★ウン? 岸田内閣が、菅内閣の7月のエネ計画素案を閣議決定??

★本日、岸田内閣が「新たなエネルギー基本計画を閣議決定」と報道されているから、ウン何?と思って、内容を見たら、菅政権で今年の7月21日に、突然、2030年に2013年比で炭素を46%削減するとぶち上げて、それにツジツマの合う、経産省が「野心的」と自嘲しながら出した2030年のエネルギー構成基本計画素案を、そのまま閣議承認するだけのものであった。
★日経報道などでは、2030年で石炭火力(写真のようなもの)を19%を残す案で、国際的に問題になり得る云々とか書いているが、これは7月の時と全く同じで何も進歩も後退もしていない。
★原発も、必要な規模を再稼働でとあるだけで、新設などには触れない点も、7月と同じ。唯一、原発の事故の責任は国が見る、と言ったのが新しいくらいか。
★選挙前だが、選挙前に「閣議決定」しておくほうが、選挙に格好いいとの判断なのだろうか。そういうセンス、全然、分からんが。
★選挙後、政府がどういう構成になっても、日本が絶対必要とする以下のような根本的なエネ政策は、出てきそうもないから、やはり、日本は停電が常態化する国に向かっているとしかいいようがないわ。
<日本が絶対必要な政策>
(1)原発は、①まず国営事業化、②現在の立地、あるいは廃止石炭火力立地に、新型安全原発を積極的に新設、③そして、バックエンドは、再処理を諦め、使用済み核燃の直接投棄
(2)LNG偏重を改め、ハイテック石炭は多いに活用、但し、コストが掛かってもCO2は最小化・回収
(3)太陽・風は、ベースロードとのバランスの範囲で。  

 Nat

●●追記:

★あと、私の政策案で、まず決められるのが、原発の(1)③バックエンド: 野党の多くは、原発無くしていく方針なんだから、いよいよ再処理無意味。早く、再処理しない方針を決め、使用済み核燃の直接投棄策の検討開始に野党ともども進むべし。これ原発再稼働しなくても、既に沢山の使用済み核燃があるから、野党、原発ゼロ派も取り組む必要のある「全国民的課題」なんだけど、、、。皆避けてるね。
・・・あの、皮肉にも、あの河野太郎だけは、再処理ヤメレって言ってるけどね、

★皆さん、あと、原発のバックエンドで、再処理止めて、使用済み核燃の処理問題に本気で取り組むために重要なことは、今の政府政策である「使用済み核燃の問題を各電力会社任せにする」のは已めて、原発事業国有化の第一歩で、「使用済み核燃処理の処から、国が責任を持つ」体制に切り替えることだ。
日本国家全体の問題であり、青森県六ケ所村(再処理工場のある所;今、使用済み核燃を臨時に保管している場所)を含めて、日本全体を睨んで解決する問題だから、各電力会社任せでは絶対解決しない。そんな当たり前だが、重要なことすら、政治家・日本政府は取り組まない。・・・太陽だ風だ、、ってチャラチャラしたことばかり言っている。
アウトドアの画像のようです


★マイナカード保険証のどこが愚かか??

★マイナカードが健康保険証として使える新制度。
・・・出足、最悪みたいだ。 私も、健保のマイナ登録、してない。周知も弱そうで、周りでもその話はほゞ聞かない。
● 私が前から言っている通り、個々の患者の医療履歴情報のクラウド ・データベースに、マイナをセキュリティー鍵にして、全国どこのクリニックに突然行っても、そこの医者がアクセス出来て、私の病歴・服薬歴を見て的確な治療が出来るというのは、狙うべき究極の姿である。そして、今回のマイナカード保険証では未だ、公的検査結果とお薬手帳情報位しか、クラウド アクセスできないらしいが、それは今回のマイナカード問題とは別問題の医療データのDX化問題だ。
●ということで、医療データに国民背番号の「マイナ」(番号)を噛ます発想まではいい。しかし、今回のマイナ保険証の最大の問題は、その基本アプローチにおいて、プラスチックの物体であるマイナ ”カード” を常時携行させようという点で、その点が、根本的にコンセプトエラーであることだ。
(1) 保険証とマイナをリンクさせるために、多くの人が自宅で大事にしまっているマイナカードを用いさせる、つまり、マイナカードリーダーとしてのスマホでマイナを読み取り、保険証との紐付けをする。・・・ここまでは悪くはない。
(2) 次にクリニックの受付で、従来の保険証の替わりに、何をどうさせるか?? ここから日本政府のアプローチのコンセプトエラーが始まる。
①本来は、マイナカードは家にしまったまま、クリニックでは、スマホ健保証をかざさせるのが当然の流れだ。スマホ保険証を作るのに、本人しか持っていないはずの物体、即ち、「自宅に秘蔵したマイナカード」を噛まして、本人確認をしたので、そこで、スマホ保険証に「鍵を掛ける」というマイナカードの役割は完了だ。
②それを、クリニックでスマホ保険証の「鍵を開ける」段階で、またまた、同じマイナカードを持ってこさせるのは「過剰セキュリティー」であるばかりが、マイナーカードを落としてしまったりして、そこから、その人の様々なセキュリティーが破れるリスクの方が遥かにに大きい。「開ける鍵」は、イ) バーチャル保険証を入れたスマホを持っていることと、ロ)スマホに適宜暗証コードを設定、これで充分だ。
・・・しかも、今回のスマホカード保険証では、「開ける鍵」として、顔認証も噛ませることが出来るようだ。・・・・なら、クリニックでは、スマホ保持と暗証コードを基本とし、やりたい人だけ顔認証を噛ませれば充分だったはずだ。何故、何故、そこでマイナカ―ドをまたまた携行させ持参させるのか???
・・・それは、マイナを始めた時、総務省が錯乱してプラスチックカード化という時代錯誤アイデアに走った間違いを、今更もうやり直せないので、意固地に、保険証の「鍵開け」にまでマイナカードを持ち歩かせる方式を強いて、兎に角、マイナカードの常時携行を国民に強要しようとしているからだ。このような愚かさに勝る愚かなものは、なかなか他では思いつかない。Nat
写真の説明はありません。


★またTVでは「国債乱発、金利高騰リスク」みたいな話が・・

★財務省の矢野次官の「財政破綻」への警鐘コメントが、まだTV番組でも取沙汰されており、心配になっている国民が約半数いるらしい。
●今朝の、例のテレ朝で経済評論家の「解説」と、またぞろ玉川氏の思い込み暴言が出回っていて、国民の半数は、また心配が増したかも知れない。と思い、私の評論家への反論を、また、簡単にだが書いておく。
●日本の国債の ”際限なき新規発行” に対して、経済評論家が一応、言っておかないといけないリスクは、「そのうち金利が高騰すると金利負担の急増が日本政府を窮地に追いやる」リスクであるのは当然だ。そういう場合、皆、だいたい「金利3%位に高騰すると・・」と、3%が例に出るから面白い。
今日の評論家は、レベルが低いのか、テレ朝の方針なのか、そこで話が終わりで、私は「ナニ?それだけ?」と思ったが、もう少し気の利く評論家は、次に「しかし、実際の金利は、いまだにゼロ金利で推移。なぜか? 日銀が新発国債をドンドン買い上げるので、国債需給が全く弛まないから。」と正しいコメントをする。
黒田日銀は、マイナス金利の批判を受け、金利、特に長期金利が少しはゼロからプラスになるように、懸命に誘導しているが、それでも以下のグラフの通りで、「もし金利が3%になったら・・」というのは「どこの国の話ですか?」にしかならない。
● だから、真の論点は、日銀は、どこまで国債を買えるか? 一定以上を越えて、流石に金利がジリ高になりそうな場合、そして、国際的に円・日本国債の信認に疑問符が付きそうになった時、何が出来るか?・・・これである。話が一般国民には難しいので、TV番組は、そこまで行かない。政治家もそこは避ける。
・・・・しかし、国民民主の大塚代行(もと日銀マン)が、思い切って、「コロナ国難 にあっては、日銀保有国債の然るべき部分(溝口注:200兆円・・・よく、そういう数字を言った!!)位は、永久債に切り替えることを検討すべき」と言ったのが光る。
・・・・永久債は、もちろんゼロ金利にする。それを支える日銀の見合いの負債は、これまたゼロ金利の日銀券(円のお札・お金)で釣り合うようにする、、、全体を制御しつつ行えば、ハイパーインフレなどになることはあり得ない。
● 以上をずっと言ってきている。しかし、TV朝などの番組では、低レベル解説・コメント(玉川の論外コメント等)が横行する。国民は心配になる。・・・だから、こうやって、私は何度も同じことを書かないと行けなくなる。・・・どちらの方が、本当に日本の将来を考えているのであろうか???   Nat
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