♪♪ NATの独り言 (心・ジャズ)

生きていく上で信じてること。大好きなジャズのこと等

2022年02月

★対ロシア制裁 - 日本が大きく出来ること

★今のウクライナ対ロシアの戦争には、米欧も直接手が出せない訳だし、日本はもっと何も出来ないが、いずれにせよ、この局面では、プーチンは悪魔的な成果を持ち帰る終わり方をするだろう。
●しかし、世界の勝負はそこからだ。SWIFT等での徹底制裁でプーチン政権を締め殺しにする。日本は、もう今からそこにフォーカスし、世界第3位の経済として、米欧の制裁を効果的にする大きなサポート役を果たす準備を急いでほしい。
・・・岸田首相は、SWIFT禁止に日本も参加、ロシア要人の資産凍結、半導体など禁輸、ロシア国債の流通禁止、とか言っているが、SWIFTは米欧が止めたら、日本の銀行も対ロシア銀では自動的に使えなくなるだけだから「参加」等というほどでもない。他も知れてる。もっと大きいことをしろと思う。
(1)日本は、中国を除くと、世界最大の天然ガスの輸入国である。・・・この地位を最大発揮する。
 ・日本の電力は、もうこの際、2022年にCO2 バカ放出しても、それがプーチン締め殺しに資するなら、世界は認める。
 ・ならば、古い石油火力も石炭火力も全開だ。その分、LNG火力は止め、日本に向かうはずだったガスは、最大限、欧州に仕向けよう。休止中の石油火力の再稼働で、恐らく、日本のガス火力の4分の1程度は石油で代替出来、その分、欧州に回せるという構図だ。それにより、ドイツとイタリアがビビらないようにして、ロシア・ガスは欧州引取りゼロを実現しよう。・・・・勿論、日本の燃料コストは大きく上がるが、それは財政措置を伴う政府補助などで補う。
(2)日本とロシアの通商は、1兆円規模の輸入(LNG、非鉄、石炭、石油など)と、数千億円の自動車など輸出だ。米欧各国同様、ロシアの通商の数%だが、日本が抜け穴にならないどころか、制裁を率先し、通商を基本的に全面停止にして欲しい。
 そのため、通商を止めても、日本の企業が困らないように、日本側で政府が様々なサポート施策を展開すべきだ。中小のロシアへの輸出社には給付金、石炭などのコスト高騰への補助金でもいい。斯くして日本企業の返り血問題はちゃんと対策をして、積極的制裁をして欲しい。勿論、北方領土なんてのは元よリ返還され得ないのからこの際、完全放念だ。
・・・この2点を大々的に打ち上げて欲しいが、岸田政権にそういう雰囲気は、全くない。  Nat

images pu-chihnimages 岸田


★ウクライナ - 和平路線 vs 徹底抗戦

★2月25日のロシア侵攻以降、ここFacebookでの私の意見に対する、皆様のコメントとのやりとりで、私の「和平路線」指向に対し、「徹底抗戦こそが正解」とのご意見も頂いてきた。
● 即ち、まず私の「和平路線」だが、「今の局面では、一旦悪魔プーチンの武力行使に対し“降伏”的になろうとも “和平”合意し、まずは戦乱を収める。そして、悪魔プーチンへの鉄槌は、今後、世界と共に別途非武力的に制裁で実現していこう」になる。
・・・それには、一つには「この場の武力対決では結局ロシアに敵わない」との情勢判断もさることながら、以下の、かなり「イデオロギー」的な私の思いが背景にあると思われる。
(1) 徹底抗戦的な考えは、私がウクライナ人であれば、今、ウクライナで戦火の中にあり、私自身も死を覚悟しつつ、そう主張しているかもと思う。しかしその結果、非常に多数の死者・犠牲者が出るだろう。それを考えると、私自身や私の家族の命は全く守られているこの日本から、「ウクライナの人は皆死んでも徹底抗戦しろ」とは、私には、とても言えない。
(2)更に、敗けるにしろ、徹底抗戦しておいたほうが、その後の世界の支援・支持が違ってくるとのご意見もあるが、逆の面もあろう。昔の社会党のごとき「非武装・非戦」は現実的な国家政策たり得ない。即ち、いざとなると自衛戦のできる武装は必要であろうが、今回の場合は、武力対抗路線でない道もあったのではないか。プーチンは、ウクライナ・ゼレンスキー勢力を狂信的国粋主義者とし、東部でロシア系住民が大虐殺されていることへの防衛・対抗手段と偽って侵攻してきた。これに何ら抗戦しないのも難しいが、国際的に「100%、ロシアの一方的侵略」であることを後で立証するためにも、言わば「ここは、プーチンにやらせておく」手もあったように思う。そしてプーチンへの鉄槌は、後刻、世界と共に非武力の徹底的制裁手段で行う。
● 以上の、私の辿った思いだが、自分で気がつくのは、温暖化問題や日銀財政問題などと違い、こと「戦争と平和」問題になると、私の心には、「非武装主義」まではなくても、どうしても「武力非行使」の思いがあるということだ。大したキリスト者ではないが、少しはそういう面もあるということか。どうしても、一旦「闇」に好きなようにさせても、究極的には神による「光」が支配するとの信仰で生きているからだ。
・・・以上で、純粋、独立国の戦術論・戦略論以上に、いわば個々人のイデオロギーや信仰が影なり光を指す問題であると思う。

Nat


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★悪魔プーチンを絞め殺す「SWIFT技」

【悪魔プーチンを絞め殺す「SWIFT技」】
★これまで書いてきた通り、私の意見では:
(1)プーチンは悪魔ではあるが、結局はこの場は力で押し通すだろうから、ゼレンスキー大統領には、この局面では敢えて「和平」(無念だが実質は「降伏」)に持ち込んででも、国民の命を守ってほしい。ゼレンスキー自身は亡命になるかも。ウクライナは一旦、プーチンのものになる。
(2)しかし、ここから米・欧・日(世界)がプーチン・ロシアに徹底制裁を加え、時間をかけてでも、必ず悪魔プーチン政権は崩壊させるべき。 ・・・・ということだ。
★徹底制裁は、ロシアの全銀行のSWIFTからの全面的締め出しが、もし出来れば、それをこそ、先ず絶対やるべきである。ロシアがSWIFTを使えないと、貿易と資本取引における国際通貨決済手段の大半をロシアから奪うこととなり、比喩的だが、ロシアには血流が流れなくなる。悪魔の締め殺しだ。
★処が、今日現在の報道・論評では、SWIFT止めたら、どれくらいロシアに痛手かにつき、まだ網羅的・包括的な情報が少ないように思う。そこで、私、銀行マンではないが、長らく国際ビジネスに携わった直感も動員して、以下に当座の理解を書く。異論とかあれば正していただき、皆で、より的確な理解に到達したい。
(1)まずSWIFTとは何か?: 
・下の私の描いたチャートでも出て来るが、世界の銀行同士が顧客の事業体の為に国際通貨で決済をする場合、銀行同士で持ち合っている「コルレス口座」(下のチャートの左の。小さい箱だが「ロシア銀A/Bの口座」が例)の金額を増減し合って、結果的にお金を国際的に送金したと同等の効果を醸し出す。
・銀行が、コルレス口座の増減する操作をするための「決済請求の情報」が、SWIFTなる「情報連絡のITシステム」でなされる。お金が行きかうのではなく、お金の「情報」が行きかう。
・次に、ここが大事なところだが、SWIFTは、世界の多数の銀行が構成する「協会」であるのだが、国際決済の主軸であるドルを発行している米国が ”実質的”にSWIFTを牛耳っており、この辺は、我々の分からぬ不透明な部分がある。・・・中国政府のデジタル元の動きは、このような米国/SWIFT体制への挑戦である。
⇒ 逆に言うと、今回のような異常有事では、これが効く。米国が欧州の賛同を得て、SWIFTからロシア銀行を締め出すと決めれば、システム運営上は、一晩にして出来てしまうのだ!! これがロシアとの通商・貿易禁止などでは、各国の貿易管理法上の手続き等も要り時間ばかりかかるが、SWIFT禁止は米国が実質、即時発動できるのだ。だから、ロシアのSWIFT全面締め出し、即時効果あり、かつ、ロシアの首を絞めて血液循環を止める効果が大きいのだ。
(2) 次に、SWIFTから締め出されたロシア銀行は、SWIFTのIT情報連絡に依らず、ファックスとかTELEXでやることになると、米国筋も冗談めいて言っていたが、ファックスなどではダメなのか?
・・・下のチャートは、ロシア企業の欧州からの輸入の代金決済のケースだ。
・SWIFT使えるロシア銀Aなら、欧州銀にSWIFTで代金金額の連絡すると、欧州銀は自社の中にあるロシア銀Aの口座から輸入代金を”降ろして”、欧州の輸出者に払えばいい。SWIFTは「公的システム」だから、ロシア銀AがSWIFTに入れた代金決済指示情報は取り消しもウソもあり得ない。だから、欧州銀は安心して直ぐ輸出者に払える。
・しかし、SWIFTが使えぬロシア銀Bなら、ファックスとかで、欧州銀に「頼む、欧州輸出者に私の口座から払っておいて」と言うことになるが、そう言われても、後で「そんなファックスは入れてない。口座から勝手に引いた金返せ」と言われるかも知れない。欧州銀とロシア銀Bの間に強い信頼関係がないと成立しない。
・逆に、ロシアのガスの輸出の場合は、今度は、ロシア銀Bの方で「立て替え」リスクが心配になる。
・・・・以上から、SWIFTに依らないが、余り知らない銀行間の決済情報をファックスとかだけでやるのでは、実質、決済実行に無理があるのだ。・・・と私は思う。
(3) 欧州でもロシアでも大銀行は、皆、SWIFTに入っている。入ってない小地方銀は大銀行経由SWIFTを使う。SWIFTを一切通らないモグリ的な国際決済の比率%は??--この数字は見かけない。私の直感的には、その世界は、ロシアがやっていけるほどの大きさははない筈だ。・・・中国が人民元経由の抜け道を話しているみたいだが、直ぐには円滑に回らないかもと思う。
★しかし、しかしだ。上記のSWIFT締め殺しは、SWIFTからロシアを、中銀以下、もう全ての銀行を完全に締め出す場合の話だ。だのに、今回の発表では「全部でないが、かなりの・・」という話だ。この「SWIFT外しから逃れるロシア銀」、これがどの程度、ロシアの抜け道になるのか??ーーこれが大問題である。恐らく、ドイツなどが、ガス輸入決済の為の抜け道を残しておくように主張したのであろう。・・・これでは、ロシアの何本かの大動脈のうち、一部を締めているだけになる。
★今回、私の悲観では、ウクライナ戦争という短期局面(に終わるとしてだが)では、敢えて悪魔プーチンに勝利宣言を許しても、そこからは、プーチンの「じっくり締め殺し」で、国際秩序派が究極の勝利宣言をするように持っていくべきと言っている。そのためには、締め殺しのSWIFT技は、ドイツなど自分にも跳ね返るだろうが、それにより、国際正義のために、日本を含めて世界各国が耐え忍びあって、悪魔を撲滅すべきと思う。   Nat SWIFT_page-0001

★悪魔プーチンとの戦い方

★ロシア問題は、もう多数の方が種々卓見を書かれているので、私の愚考コメントは当面以下だけに留め、情勢を見守りたい:
【1】ウクライナ戦の展開:
①悪魔プーチンの肩を持つつもりは全くないが、結局、この短期局面では、悪魔プーチンのロシア軍が、追加兵力投入してでも、ゼレンスキー親米政権を何が何でも抹殺する処まで到達してしまうだろうという、私の強烈悲観は変わっていない。
②尤も、プーチンの当初読みには反して、空爆の後の地上侵攻では多少とも手間取っているが、必要なら圧倒的な差のある空爆力で改めてフォローも出来るし、戦車のレベルは比べようもない。(米から入手した対抗兵器もあるが、重装備ロシアの物量には敗けるだろう。)
③というか、ここからは私のバイアスだが、ゼレンスキーが抵抗すればするほど、戦争はエスカレートし、ウクライナ側の被害も急増する。だから、私の個人的願いとしては、所詮勝機は乏しいとすると、ゼレンスキーには耐えがたきを耐えてもらい、国外亡命してでも、一旦「中立化」の停戦合意にこぎつけてほしかった。悪魔プーチンへの鉄槌は、その後、国際社会と共に、時間かけてやればいいとの思いだ。
・・・しかし昨日の時点で、ロシアは、歯向かうゼレンスキーとは停戦講和ではなく「徹底破壊」、「ゼレンスキー抹殺」を選択したようだ。極めて忌々しい展開になってきている。かと言って、米欧は参戦しないのだから、戦局は残念ながら変わらず、行くところまで行ってしまい、悪魔は一旦「勝利」宣言しそうだ。
【2】中長期の悪魔への鉄槌:
・短期的・戦術的に、悪魔が勝利宣言しても、世界は悪魔には鉄槌を下す必要がある。中期的に、プーチン政権を追い詰め、政権崩壊させるのだ。
・その最大の武器としてのSWIFT締め出しだったが、昨日の米欧の発表では「ロシアの銀行の、全部ではないが、ロシアの貿易を止めるに足りる銀行とロシア中銀のSWIFT停止」となっており、停止先銀行の発表は控えている。・・・恐らく、今後の様子を見て、停止先の調整が出来るように「一定の自由度」を確保せざるを得なかった程、EU内の微妙な温度差が残った結果であろう。
⇒ しかし私は、やるなら、ドイツなどのガス輸入を完全ストップさせる位の、全面的・完全SWIFT停止をして欲しかった。相手は、ウクライナ破壊を躊躇ぬ悪魔プーチンなのだから。そこが現時点での欧米の限界。プーチンの付け入り処となる。
⇒「様子を見て」でもいいので、早く全面停止に進んでほしい。
※ なお、中国のICBCとBoCの2銀行が、ロシア関係者へのL/C(信用状)発行を見合わせとのニュースも入ってきているが、L/C発行継続しているとICBCとBoCもSWIFT停止されては困るということらしい。習・中国政府が、ロシア制裁に加担開始したものでは全くない。
◆◆ 以上で、私としては、
1.悪いが、ウクライナには一旦、悪魔プーチンに降伏した形にしてでも停戦させてほしい。
2.その代わり、全面SWIFTで悪魔プーチンを中期的に追い詰めたい。
3.そして「光」なる神に祈り続けたい。
・・・以上が今日の処だ。  Nat

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★悪魔プーチンのロシアと、覇王の習の中国に隣接する日本

★プーチン・ロシアのウクライナへの侵攻を受けて、極東情勢で我々は何を考えるべきか?
【1】ロシア/北方領土問題:
・私は前から、ロシアが北方領土を返還することはなく、ただただ、日本が様々な貢物を食い逃げされるだけだから、北方領土を請求するのはヤメておくべきと言ってきた。
・今回で、いつの日かの返還の期待をしていた人も分かっただろう。ロシアは近隣ウクライナが米欧連合に入り、ウクライナに米側の核装備兵器が設置されることを病的に恐怖し、遂にはウクライナ侵攻した。日本の北方領土が、米国と軍事同盟を持つ日本に返還されると、そこに米軍駐留、ひいては核装備兵器の配置もあり得なくない。このことからも、絶対、返還はない。それでもあり得ると期待したい人は、今回のプーチンの鬼の形相を良くみて、そんなプーチンに日本の首相が「返してくれ」と迫るシーンを想像するがいい。
◆◆ それどころではない。悪魔プ―チンが、北方領土の島に、日本の駐留米軍に対抗する戦略基地・要塞を構築するシナリオすら、今後はあり得るのではないか。
【2】中国の台湾侵攻:
・中国習政権は見た。ロシアが一つの主権国家であるウクライナに、言いがかりを付けて軍事侵攻する、明らかな国際法違反の行為に対しも、米欧が、口先だけの制裁程度しかせず、武力での対抗は、はなから考えもしなかったことを。
・中国は、今回のロシア侵攻を見つつ、いよいよ確信を抱いたに違いない。「ロシアがウクライナという他国の主権と領土を侵した場合でも、米欧は日和見であった。それに比べ、台湾は中国の領土である。米国は、ロシアのウクライナ侵攻に対して、実質何も出来なかった、やらなかった。」 「台湾については、確かに、米国では、ウクライナに対するよりも、国内に親台湾勢力が強いものの、バイデン政権は、基本的に武力行使については弱腰であることが分かった。アフガンからあっと言う間に逃げ出し、ウクライナでは口だけだった。台湾でもバイデンは中々動けまい。」と。・・・・少なくとも、そう考える公算が高いと想定しておくべきだろう。
⇒ 中国の読みとおり、いざ台湾危機が勃発した時、米軍は今回に似て、口先だけのアクションをするだけに留まる可能性も結構あり得る。
◆◆そのことの日本への意味:
① 中国の、台湾 ⇒ 尖閣 ⇒ 南西諸島 ⇒ 沖縄 へのやりたい放題の侵攻 に拡がる可能性。
② それも理由にした、弱腰の米国が、対中戦線で、日本に集団的自衛権行使での米軍への 
共闘(あるいは肩代わり)を迫る可能性(その場合の日本の動き方の、事前の徹底的頭の体操。)
★ 日本は、悪魔プーチンのロシアと、覇王・習近平の中国に接しているのである。今回、ウクライナは、いとも簡単にやられてしまった。これからの日本はどうする?
・・・かと言って、自民タカ派のごとく、憲法改定、国防の数段強化(核武装も)との方向にひた走るのか、野党のように「安保法制の破棄」「専ら外交努力で」しか言わないでいいのか?  
・・・ 日本国民は、難しい岐路に立たされている。 Nat
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