♪♪ NATの独り言 (心・ジャズ)

生きていく上で信じてること。大好きなジャズのこと等

2022年03月

★物価高騰? ー 消費者段階では、まだ+1.3%

★TV報道などでは、何か全てのモノの値段が急上昇してエライこっちゃ・・・みたいに言っている。ガソリン、小麦、植物油・・・。確かに、国連食糧農業機関(FAO)の今年1月時点(ウクライナ戦争前)での下のグラフの通り、上がるものは上がってきている。
・・・ウクライナ戦争前には、コロナで供給ボトルネック生じたものが、コロナからの需要回復、特に中国の爆買いもあっての需給タイト化、そこに超金融緩和で商品先物市場高騰・・・というのが主原因。
・・・そしてウクライナ戦争勃発で、小麦などにも影響が出ている。今後、経済制裁の継続によっては、それが続く。
◆しかし、しかしだ、以下のFAOのグラフでの高騰は、必ずしも日本の消費者直撃ではない。
・日本の企業物価指数(概ね「卸し物価」)では、同月前年比が従来の-1%位だったのが、プラスに転じたのは、昨年3月からで、ここのところ+9%位で推移している。
・一方、消費者物価指数(CPI)(前年同月比;東京都速報)では、2021年は-0.2%位だったのが、この3月中旬で、+1.3%になっているだけである。(生鮮食品除外だと、前年比+0.8%、生鮮食品とエネを除外だと、まだ-0.4%。)
→ つまり、原油、穀物、原材料費の9%くらいアップのほとんどを企業が吸収して、消費者には1%アップの影響に留めていることになる。(注:実際には、スーパー等小売りの仕入れコストは小売値の、エイやで言って60%とかとすると、仕入れ値の9%アップは、小売りの価格換算で5%位だから、それと消費者物価1%アップの差額を小売りが吸収していることになる。)スーパー等が値上げしません、、と頑張っている、あれだ。
→ そして、企業の収益は、全産業だが、経常利益の動向統計(前年同期比)で、2021年1Qは+26%、2Q+94%、3Q+35%、4Q+25%とずっと増益中だから、一般論・平均論だが、企業のコストアップ吸収能力はあるということだろう。
◆ 岸田政権は、3月29日に物価対策を含んだ緊急経済対策を発表した。 方法論は未定だが、物価高のしわ寄せが行く中小企業支援、生活困窮者支援をするという。ウクライナでのロシア制裁が長引きそうな中で、特に生活困窮者への何等かの支援は必要であろう。
・・・・しかし、TVで出て来る「物価が上がって・・・」と嘆く主婦のトーンとは異なり、CPIという生計費全体で平均したもので見ると、生鮮食品入れた総合でも昨年比で1.3%上昇しているだけとの統計数字と、主婦のトーンとのギャップはありそうだ。違うかな。 Nat
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★★★4月1日追記★★
★話の続き:
・今朝の日経に、またまた、食品価格高騰の記事。その記事によると、これまでスーパー等の小売が値上げせず頑張ってきたが、2月までには、かなり(14品目中の9品目)が店頭でも値上げになっているとしている。
・それでいて、日経だから経済全体にも触れて、そこが私のポイントなのだが、2月のCPIで(生鮮食品除外で)0.6%上昇(前年同期比)と、一応書くことは書いている。
・しかし、私の本文のとおり、3月中旬の東京都速報でも、まだ(生鮮食品除外で)0.8%上昇でしかない。
・やっぱり、日経位になると、CPIの構成要素は「596品目及び、持ち家の帰属家賃4品目の合計600品目を対象」とか書いて、一部の食品の高騰が店頭にも表れていても、消費者の生計全体への影響はまだ限定的、くらいの解説が書けないものか?と思う。
・今日、4月1日からは、いよいよスーパー店頭などでも値上げ実施のものもあり、CPI(生鮮食品除外)は、また少し上がるだろうが、どう見ても、3月中旬で0.8%ならば、4月は精々、1%台程度ではないか? つまり一ヵ月の生計費が25万円の家計があったとすると、1.5%アップは、3,750円/月という計算になる。
・・・・私は何も、だから、政府の対策は要らないとか、我慢しろ、、とか言ってない。しかし報道の仕方に今ひとつ不満を感じるものだ。

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★戦争「負けなし」だったはずのプーチンだが・・・

★以下、3月9日のNewsweekの記事「プーチンは戦争に負けたことがない、この戦争は長くは続かない」は、今読み返すと興味深い。(記事
・・・この記事の云っていることの要点は以下だ。
①プーチンは、まず1999年からのチェチェンとの戦いに圧倒的勝利し、その後、ジョ―ジアへの侵攻、シリア反政府軍の圧倒、クリミア侵攻と、全ての戦争で負けなしでやってきた。
②「軍部には常に明確で無理のない目標を与え、結果として勝利を宣言し、ロシア国民を納得させ、しぶしぶながら国際社会にも結果を認めさせてきた。ウクライナでも、たぶんそうなる。」
◆ しかし、今、思うに、結局、プーチンにとり、彼の最初の戦争以来「負けなし」の成功体験が、今回は、「初の大苦戦」の根本原因となっているのだろう。
・彼の最初の戦争である、チェチェン共和国の独立戦争を叩き潰した第二次チェチェン紛争(1999年~)。人口100万人のイスラム小国を叩き潰したものだ。その後も、ジョージアとクリミアは局地侵攻、シリアはアサドへの援軍。
・これに対し、今回のは、相手が人口4千万人の欧州の1大国ウクライナ "まるごと" である。背後に米欧も控える。それに対し、19万人のロシア大軍で取り囲みつつ、実際には侵略しないと見せておいて、大軍で奇襲攻撃かけると、超短期でウクライナは崩れ降伏すると見て攻め込んだ。長期戦に備えた兵站の準備等なくても大軍で奇襲したら、それで終わると見たわけだ。
・20年間の「戦争負けなし」成功体験に基づく過信、それにプーチンといえども老害的なイライラが発生していたのであろう。チェチェン戦以来、実質、効果的に最高軍司令官役をしてきたプーチンだが、今回は、多くの面で裏目・裏目になっている。もしかして、策略政治家としては良くても、戦争指導者としては、実は二流だったかもしれないとすら思われる。
・・・まだ3月9日のNewsweekの読みが完全に外れたというのは時期尚早であるが、外れに終わってほしいものだ。  Nat

★昨年10月のゼレンスキーの東部州ロシア系への攻撃のこと

★ロシア・ウクライナ戦争: 停戦協議がどこまで進展するか分からない現状だが、ロシア側の要求に「ウクライナ側がロシア系住民の虐殺を止めること」が入っている。
・・・・・ 一時、ロシア側にもう少しキエフ攻略の勢いがあった時点では、私がここでも書いた通り、「ウクライナのナチ的なロシア攻略を阻止するため、ウクライナを殲滅」との主張が全面に出ていた。しかし、キエフ攻略も、ゼレンスキー政権打倒も、難しくなった今、ロシアの要求は、ウクライナのNATO非加盟への合意もさることながら、そもそもの事の発端に戻り、「ウクライナ東部州におけるロシア系住民のウクライナ・ネオナチ政権による虐殺の阻止」に戻ってきている感がある。
◆ それで、ロシアが主張する「ウクライナ・ネオナチ政権の東部州ロシア系住民の虐殺」を、改めて押さえておこう。プーチンが、何時の時点のどの「虐殺」を指しているのか不詳ではあるが、以下ではないかと理解される。
・・・それは、2021年10月に、ウクライナのゼレンスキー政権が東部州における反ウクライナ政府武装勢力(=ロシア系)に対して、ついにトルコ製の大型ドローンのバイラクタルTB2で攻撃を掛けたことを指すのだろう。
・このバイラクタルTB2については、3月26日にここでも紹介したもので、今、ウクライナ側でなかなか役にたっている兵器だが、昨年の10月の時点で、ウクライナ軍がロシア系に攻撃をかけるのに使用したものが、これであったこと、認識を新たにした。20211031at38S_p
・といった使用兵器問題もさることながら、昨年10月の報道(報道1 報道2)を改めて見ると分かるのだが、当時、ウクライナ側の攻撃に対して、報道のトーンでも
① ゼレンスキーが強気の攻撃
② 欧米はゼレンスキーに苦言
③ ロシア政府は、このウクライナによる攻撃が紛争をエスカレさせると非難しており
報道から見ると、ゼレンスキーのトルコ・ドローンでのロシア系反政府武装勢力への攻撃が、ゼレンスキーの、やや「若気の至り」で、今回のロシアの全面侵攻への恰好の口実を与えるものになったとの見方はあり得るかも、と思う。
◆ つまり、徳川慶喜が絶句した、江戸における徳川勢の薩摩屋敷焼き討ち(それが口実となり薩摩藩の倒幕戦争が始まる)同様、プーチンの今回の侵略戦争への恰好の口実となったというか、プーチンとしては、売られた喧嘩は返さざるを得なくなったとも思われる。(注:ウクライナ側からすると、2014年のロシアの一方的なクリミア侵略こそが、売られた喧嘩であるのだが、2021年10月の局面だけを見ると、若いゼレンスキーがプーチンに一矢を報いた形だろう。)
・・・・勿論、如何に、この昨年10月の東部州攻撃が口実になってしまったと言え、ロシアの全面侵略は全く正当化出来ないし、悪魔の業には変りない。しかし、悪魔が率いるロシアに武力チョッカイ出すのは、やはり非常に危険で、米欧NATOが慎重になる所以であろう。 Nat

★日本の野党 – いったい誰のための政党なのか?

★日本の野党、立憲民主、国民民主、維新の会・・・、どこの党の公式ホームページを見ても、以下の表の通り、美辞麗句の政策や発想は列記されているが、いったい、主に、どういう人たちのための政党なのか、これが全く打ち出されていないのだ。野党_page-0001
◆ 米国の共和党と民主党。もちろん、大統領選・議員選挙の際には、政策は掲げるのだが、そもそも、伝統的に共和党、民主党、それぞれのターゲット層・支持層は書かなくても、国民にはかなり明確に認識されている。単純化して言うと、共和党のターゲット・支持層は「白人保守層、中西部/南部、農業地帯」、民主党は「マイノリティー、東・西海岸、大都市庶民」みたいな感じだろう。(尤も最近は、その中間の浮動層が両党の取り合いになっている。)この大前提で、その都度つどの重点政策の違いで勝負する。
◆ これに対して、日本の野党も、勿論、何となくのターゲット・支持層の傾向はあるが、米国の二大政党のように可成りくっきり分かれておらず、且つ、ここがポイントだが、各野党は建前上「国民みんな」をターゲットにしているのだ。その割には、支持率は立憲民主党で8%、維新で7%、国民では1%でしかない。実際には国民の「極く限られたある層」が「支持」を自認しているに過ぎない。それを「国民100%にアピール」しようとするとどうなるか? 商品のマーケティングを考えれば直ぐ分かるように、「誰にもアピール」しようとすると「誰にもアピールしない」に決まっているではないか。
◆ 前回の選挙で数を増やした維新。所詮、大阪人の「橋下・松井・吉村ファン」が支持しているだけの政党であって、阪神タイガーズみたいなものだ。それが大阪人以外にアピールする時、政策で差別化しようとするから、「議員自らが身を切る改革」とかいって議員数削減・議員報酬削減とかみたいなことしか言わない。だから、大阪以外で全く受けない。そんなことより、どういう層のために頑張る党なのかをもっと打ち出さないと分からん。自民のように特に地方の商工農水の中小事業者をターゲットというのに比して、維新はどういう層がターゲットか、まるで分からない。
◆ 両民主党も、全ての国民、100%がタ-ゲットとの建前をやめて、思い切って「都市部、あるいは地方でも都会部の庶民サラリーマン(年収数百万円)がターゲットだ」とか言い切る事は出来ないのか? そう言い切ることで、そのターゲットの定義から外れる層は投票してくれないと心配する? アホな。国民民主なんて市場シェア1%のマイナ―商品だ。ターゲット定義で思い切って絞っても、もうこれ以上シェアは減らない。商品マーケティングもそうだ。ターゲットはターゲットだが、その周辺の人も買ってくれるのだ。
・・・野党が、国民100%ターゲットの政策マーケティングに拘っている限り、自民独り勝ちの日本の政治は変わらない。と、私は思う。  Nat

★ウクライナ戦: ハイテック狙撃銃のこと

★ウクライナ戦の武器シリーズだが:
◆ 武器マニアでも何でもない私としては、今般の戦争に絡み、最新の狙撃銃の超高性能で敵兵を、まるで、ゲームの中の狙撃のように、やすやすと、2000m位の遠方から、ほぼ確実に射止める実動画を見てショックを受けた。・・・とてもここで動画のリンクを張りつける気にもならない位のショッキングなものだ。
・・・今では、ハイテックの望遠鏡で2000m先の敵兵の頭などに照準を当て、引き金を引くと、敵兵の頭から鮮血が噴き出し、ぶっ飛んで倒れる。誰でもがゴルゴ13みたいなスナイパーになれる。
・・・撃たれた敵兵の近くにいた別の敵兵は、見渡す限り、敵の狙撃兵の隠れていそうな建物などないのに、どこからか弾が飛んできて仲間がやられたので驚き、ちょっと潜むが、その潜んだ兵も、隙間から垣間見えてしまう顔を、2000mの距離から正確に狙われ一発で仕留められる。
◆ウクライナは、元は旧ソ連製の古い狙撃銃しか持ってなかったのだが、数年前から自国開発の高性能狙撃銃にまで高めていた。そこに来て、今般の戦争で、オランダ等から米国の最先端M82(対物として開発されたが、これを人に使うと激しい威力がある)等の供与を受けている。これらがあると、上記の通り、2000m先から、ゴルゴ13風のスナイパー狙撃が可能となる。旧いソ連製のSVD狙撃銃_page-0001
◆今回の戦争で、ロシア軍はもう7人程の将校を狙撃されて失っている。・・・・攻め込む側の不利さで、攻め込むロシア軍は、どうしても「むき出し」で進軍することになる。一方、迎え撃つウクライナ軍側は、様々な塹壕・ビルなどに狙撃チームを潜ませて、上記のハイテック狙撃が出来る。ウクライナ東部などで、そもそもロシア軍も前からいて塹壕を作っている、そういう場所では対等になるが、北部の進軍ではロシア軍が「むき出し狙撃され放題」状態になるということだろう。そこでは、ハイテック狙撃銃が威力を発揮する余地が大きい。10 Barret M82_page-0001
◆◆敵兵を殺すのに、ジャベリンなどの対戦車ロケット砲で殺すのも、狙撃銃で頭をぶっ飛ばすのも、殺人には変りないのだが、狙撃銃で頭をぶっ飛ばす映像を見て、いよいよ、もうこの戦争は早く終わりになってほしいと改めて強く思った次第だ。
・・・しかし、プーチンは、若いロシア兵が何人狙撃死しようが、ジャベリンでぶっ飛ばされようが、全く関知しないのだろう。悪魔が始めた戦争は、滅多なことで終わらない。
・・・だから、想像することは適切ではなかろうが、誰かのハイテック狙撃銃の照準が悪魔プーチンに向けられれ、引き金がひかれれば、戦争は終わる。どうしても、そのことを想像してしまう。Oh my god !! だ。  Nat
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