★AIが多くの分野でこれまで人間が行っていた仕事を置き換えるのはもう必須だが、私の期待したい一つは教育分野だ。
・・・将来の日本を担う子どもたちの教育は重要だが、日本では教員の不足、成り手不足が大きな問題になりつつある。
◆ 先ほどTV報道でも少しやっていたが、既に英語教育をマンツ―マンでやるAIプログラムは実用段階でもう結構ある。
・・・発音矯正のELSAなどという米国発のプログラムは、既に無料版も出ている。
・・・英語・語学でなくても、算数・数学でも理科でも歴史や社会でも対話型のAIプログラムはあり得るが、コンテンツの充実にはまだ少し時間がかかるだろう。
・・・しかし、英語教育は、もうAIのベースである大規模言語モデル(LLM)そのものの機能でほゞ出来てしまう。ChatGPTなりBardでは、既に、何かのテーマに関して基本的には文字言語で流暢な対話をしている。それを音声化するだけだ。既に「AIおしゃべりロボット」ならもうある。文法や語法の間違いや不自然さなどをAIが指摘するのも非常に簡単に出来る。
・・・勿論、初歩、中級、上級と、習熟度に応じて熟練させる「Trainingプログラム」を組み込む必要はあるが、既に色々あると理解している。
◆ そして、何よりも、言語習得の基本は元々マンツーマン、一対一なのだが、従来の学校での英語教育は全く教える側の都合で集団教育になっている。それをAIでは、何ら問題なく、完全にマンツーマン、一対一に出来る。
◆ 英語教育AIを現場に導入するのに、巨額のコストもかからないし、デバイスとしては、簡単なタブレットの類とマイク・スピカーさえあれば出来てしまう。
・・・ということで、英語の先生が中期的には失職する問題以外に、殆どハードルはないだろう。あとは文科省のやる気だけだろう。
・・・これで、先進国最低レベルの日本の英語が、大きく向上する可能性がある。
◆一点、AI同時通訳ソフトが普及すると、英語教育は不要になるという人がいるが、それは違う。自分で喋る英語は、同時通訳ソフトが普及しても依然として必要だろう。
・・・ということで、一気に広がることを、私は多いに期待している。
Nat




