もう直ぐクリスマス。私Natも、12月23日の夜8時半から、横浜市青葉区の教会で恒例のクリスマスジャズライブ(無料)を行うので、今その準備で忙しい。でも、長らくジャズ・音楽系のブログ記事を書いてなかったので少し書いてみる。(12/24追記: 昨晩は百数十名の方が教会ライブに来てくださいました。有難うございます。以下に述べるWhite ChristmasのJazzコードの方の演奏もしました。次のURLでWhite Christmasの曲の録音が聞けます。(15番の曲です。最初のあたり、ナレーションが長くですみません。)
https://skydrive.live.com/?docsf=1&BICIRefSrc=OLW&BICIRefPub=SDX.Docs&sc=documents#cid=2060CAEE80C1DA71&id=2060CAEE80C1DA71%211006&sc=documents
クリスマスの曲で皆が一番好きなのは、やはりWhite Christmasだろう。甘い歌手の声でI am dreaming of a White Christmas と歌われると、ほんわかクリスマス気分になる。そこで、あの曲を自分で歌いながらギターなどの伴奏したい人のために、ちょっと和音(コード)のお話。
やさしいようにキーはC(ハ長調)で話しする。Cの主要3和音は、みなさん良くご存じのとおり、C(ドミソ)、F(ドファラ)、G7(シレソ)。ほぼこの3和音だけで和音をつけるという最も基本的な伴奏でも、結構雰囲気は出る。(二行目から歌詞は省略)
I’m Dreaming of a White Christmas
||: C | F ・ C / C | F | G7 |
| F | F / G7 | C | C |
| C | C7 | F | Fm |
__ 1_
| C | F / C | G7 | G7 :||(頭に戻る)
__ 2_
| C | G7 | C | C ||
この曲は所々でメロディーに半音が出てくるので、上記の素朴なコードでは若干不満もあるかも知れないけれど、これでもいけるはずだ。
次に比較のために、今度私がライブで伴奏として弾くコードを紹介する。ちょっと難しいコード記号もあるかもしれないが、これでも若干単純化して書いてあるつもり:
||: C | A7 | Dm7 | Ab7・G7/ F#7 |
| F | F#m7-5 / B7 | Em7 / Eb7| Abmaj7/ G7 |
| C | C7 | F | Fm |
__ 1_
| E7 | A7 / D7| Dm7 | G7 :|| (頭に戻る)
__ 2_
| Em7 / A7 | Dm7 / G7 | C | C ||
一番ジャズ的な特徴のあるのは、2小節目のA7と、6小節目の F#m7-5 / B7だろう。ジャズではこのような主要3和音の合間に入れる経過和音を好む。特に7thやDiminishコード。それを入れることで、次に移りたいというエネルギーが生まれるからだ。また、7小節目で歌が伸ばしている間にバックの和音がEb7、Abmaj7と動くのは、別にそうする必要もないが、そうすることで一瞬別のキーに移って戻ってくるようなダイナミズムが生まれる。
音楽をやらない人には全く意味ない記事だったかも知れません。ごめんなさい。エニウェイ、メリークリスマス! Nat