★五輪村での酒類提供問題のドタバタ。また、ウガンダ選手団事件で批判集中し、漸く五輪の検疫体制強化への見直し。
・・・・かと思えば、経産省の若手キャリア官僚の補助金詐欺での逮捕。
● 多くの評論家が言うように、やはり日本人は「劣化」してきているのか?
・政治家の劣化は間違いない。
・官僚は? 五輪運営は、寄せ集め組織だからその分割り引くとしても、1年なり半年なり時間はあったのに、コロナ対応がボロ過ぎるのは、やはり官僚の劣化か?
・若者? 新入社員に消費税の計算させると多くが出来ないという。 若者の基礎知識・教養の「劣化」は多分そうなのだろう。
・最後の頼みかと思った企業。東芝を見ていて日本企業の劣化を思わぬ人は少なかろう。或いは半導体業界、IT業界という業界単位で見ても日本産業の劣化感は強い。(まだ強い部分あるが。)
● もともと天才・異才の輩出には向かないが、粒揃いの中間層こそが日本社会の強みだったはず。その中間層全体が劣化中ということなら、日本にはもう何の希望もないことになる。
● それで、確かに劣化中として、劣化の理由・背景が問題だ。
・皆がテンションもって頑張った高度成長期から、もう「経済停滞」になって30年。その結果、もはや誰も頑張らず、「まあ、当面、こんな感じでいいかああ~~」が全体の風潮になっているから、とも思われる。・・・なら、日本経済の復活の兆しは全くないので、劣化の終わる期待もゼロということになる。
・高度成長期の終わりと共に、「まあ、いいかああ~」風潮は、教育を「ゆとり教育」化し、「優しさ」の時代で、職場でも鬼軍曹・鬼リーダーは高度成長期の恐竜の名残とされる。家庭でも「叱らない親」が標準化。
・・・てなことを言うと、自民党のタカ派みたいに、倫理・修身教育の復活を含めた昔流の教育の復古主義にもなってしまい、非常に受けが悪かろう。
・・・しかし、明らかに、日本人は劣化している。もうそれでいい、、、世界の中で2流・3流でもテキトーに生きて行こう、、という向きも居よう。しかし、資源も自国食料供給も出来ない日本だからこそ、漸く「勤労蟻ンコ経済」(キリギリスでなくって)でやってきたのだ。それが「劣化した蟻の巣」では滅びるしかない。
・・・しかしだ、私としても「解」がないから、これ以上言えない。残念だが、これが現実だろう。
(注:下の写真は、イメージ画です。私の論考と直接関係ないです・・) Nat