◆すると、今朝の日経に、世の中のポイントの獲得競争でPayPayポイントにつき書いた上で、JREポイントのことを巨大なライバルとして書いている。(コピ-は以下。)
◆ 4月10日に書いたのは、JREがSUICAとViewカードだけでは限界ということで、楽天銀行と組んで「JREバンク」サービスを始めるというが、その顧客獲得のために①一か月に何度も引き出しても手数料タダ、とか、②新幹線の割引に繋げるなど、口座集めるのための「身を切る」プロモを身を切ってやる、その割には、銀行商売は、もう今からやっても儲からないものでしかない、企業戦略としてはアホではないか?といういことだ。
◆それを全く理解しないで、今朝の日経が「JREバンクへの申し込みが殺到」などとナイーブに書いているから、また私がここで書かないといけなくなるではないか!!
・・・「JREバンクに申し込み殺到」などいうと「JREにとり 大変良い事業構想」などと日経は錯覚しているのだろうが、実はJREが身を切ってJREバンクに参加する人に多大な「貢物」を寄付してくれるから、皆が群がっているに過ぎない。
・・・つまり、JREは、今日の日経記事にも書いているとおり、皆が普段乗車するJREの乗車料金からもポイントを出す、新幹線代も値引きする、JREグループホテルも値引き・・・・いわば「どうせJREを利用するだろう顧客に、無駄な値引きやらポイントなどを謹呈して、無理やりにJREバンクに口座もってもらう」そういうものだ。
・・・高度成長時代には、当面損をこいても、自分の客にしてしまうと、後で元は取れる、、、という発想で、身を切ってでも、市場シェアを取りに行くのが多かったし、意味もあった。しかし、今の時代、ゼロ成長、少子高齢化・人口減少時代では、身を切ってシェア取りに行っても、後で元は取れない。ましてや、今から銀行ビジネスやるったって、利益の出る可能性のあるのは、住宅ローンだけで、それも後発銀行は金利のダンピングで赤字になるのは見えている。