★今朝起きてきたら、イランが二度目のイスラエルへのミサイル攻撃をやってしまったとのニュースが飛び込んできた。
・・・しかも、慌ててネットでチェックしたら、以下の米軍迎撃のニュースまであるではないか!! 米海軍の駆逐艦2隻から迎撃発射したと発表されている。
◆ 4月の時も、イランはイスラエル領内に110発のミサイルを撃ち込んだが、世界の見方としては、イランも一回だけは示威行為をする政治的必要性あるものの、イスラエル側がリベンジをエスカレートしない限り、「一回切り」で収まる可能性もあるとみていた。
・・・そして、何よりも、4月の時は、米国がイスラエルに対して自制を促していたと理解する。
◆ しかし昨日、イランは180発のミサイルを再びイスラエルに打ち込んだ。一回切りと、二回目をやってしまうのは意味が違うだろう。「二回目の実行」は、イランとしては、そこまで本気で覚悟してなくても、「攻撃の無限のエスカレート」まで覚悟しているかのようなポジションになってしまうからだ。
・・・そして、私が今朝、更に驚いたのが、ここで引用したBBCニュースなどで報道されているように、米国の海軍がイランのミサイルに対して迎撃ミサイルを発射したことだ。明らかに4月の時と、米国の姿勢も違う。
・・・そもそも米国は、元よりイスラエルに対して別格の同盟国扱いで、膨大な軍事資金・武器供与の支援をしてきているが、イスラエル建国以降、数次の中東戦争でも、イスラエルの戦争に、米軍が直接軍事参加した事例はないと理解している。
・・・それが、今回、米海軍が迎撃ミサイルを発射したとすると、建前的にはイスラエル防衛への軍事加担というよりも、もしかして米海軍艦船の自己防衛という建前を採っているのかもしれんが、実質「イスラエルとどこかの戦争(の端緒)」に少しでも軍事加担した最初の例かも、と思う。
◆イランも制裁で疲弊しており、米国を本気で敵に回す腹まではないだろうが、二回目のミサイル攻撃をしてしまったこと、そして、部分的にしろ、米海軍が迎撃ミサイルを発射したこと、昨日の中東での出来事は、世界が重大なる局面にさしかかっていることを示している気がする。・・・石破新政権どころの話ではない。
Nat
