★いよいよ孤立・独善、「世界の嫌われ者」路線を極めつつあるイスラエルだ。
・・・レバノンで、イスラエル軍が国連の平和維持部隊に発砲。報道

前に書いた通り、イスラエルとアラブが共存・仲良し路線を採り始めていたのに強い危機感を感じ、昨年10月にハマスが10月7日に、そしてヒズボラが翌8日に、それぞれ、イスラエルに対して特別攻撃を仕掛けた。それは、イスラエルが、中東で再び戦乱を巻き起こし、アラブ・中東だけでなく「世界からの嫌われ者」に戻ることを画策したものなのだ。つまり、それが、中東の中では少数派になってきていたがゆえに、イスラエル殲滅主義に過激化してきた、イランバックのイスラム過激派(ハマス・ヒズボラ・フーシ)、彼等が周到に用意したイスラエルへの「罠」であった。
・・・そして、そして、イスラエルは、イスラム過激派の読み通り、分かっていながら、彼等の罠に自ら入り、中東における異様に突出した軍事力でリベンジ戦争をしまくっている。軍事的には勝利を収めるであろう。
・・・しかし、世界の中で、超孤立、嫌われ者の道を歩んでいる。米国にとってすら、厄介なお荷物になりつつある。
・・・ところが、イスラエルは、そうなればなるほど、意識が尖がって来る。更に意識が高まってくるのだ。・・・3千年ほどの間のユダヤ人迫害、究極的にはナチによる大虐殺を経て、「世界中から嫌われれば嫌われるほど、ユダヤの神を信じるユダヤ民族の選民意識が先鋭化、独特の高揚感に達する」という世にも稀な構造で高みに上り詰めている。
・・・その結果、ハマスら過激派の目論見とおり、イスラエルが、中東にとり、世界にとり「絶対抹殺すべき悪い奴ら」の権化になってきているのだ。・・・だから、この戦争は終わらない。永遠に続く。そしてそれが、幹部と兵隊は殆ど殺害されてしまったが、ハマスの目論見通りなのである。  Nat