★国民民主の「103万円所得税控除の引き上げ」案の件の、本日の自民との駆け引きについて書いておこう。
◆今日の玉木氏インタビューへのコメントで、彼は「自民が控除額を103万円からビタ一文も増やさないなら、予算などにも一切協力しないが」として、178万円控除より少な目でも妥協する可能性を示唆していた。全く当然だ。
また、財源は、前から言っている、インフレでの歳入増や法人税の増収に言及していたが、元大蔵主計局の秀才の彼だから、そんな話だけで、財務省が折れて来るとは全く思っておらず、自然増収などは、取引材料の一つとして言っているのは見え見えではある。
・・・また、自民政権自身も、これまで給付金やら防衛費増大やらでも、財源については、適当にお茶を濁してきているし、財務省も騙されたフリも上手だ、
・・・とすると、恐らく、今回downloadの国民民主の控除引き上げでの所得税減税を呑むにあたっても、同様の対応になるとも予想される。
⇒ しかし、折角、国民民主の新提案を通すに当たって、そんな、旧来の「財源はお茶を濁す手法」で乗り切るのでいいのか???
・・・ここは、国民民主が自民と合意するにしても、一旦は、しっかり財源議論をしてほしい: 自然増収?、所得税減税の経済活性効果?、国債?、あと法制改正に時間がかかるから今回は無理だが金融所得増税? とか、色々しっかり議論してほしい。
・・・・ただ、いつもそうなのだが、とどのつまりの帳尻合わせが追加国債になるが、私がずっと言っている、国債残高のホントの危険な水準論を皆が避けている、結局、そこに行きつくような気もする。
  
           Nat