★トランプ新大統領が、米国に輸出したい外国企業に関税を課すとして、その為、External Revenue Service(ERS)という新しい徴税官庁を創設するという報道。報道
◆米国の報道を見ても、その仕組みはまだ語られないようだが、以下ではないか?
・従来は、米国の税関が、米国側の買い手・輸入者に関税を課していた。しかし、トランプが今般、その関税率を上げる提案をしているのに対し、米国内の批判意見としては、「それでは米国の輸入者・買い手への増税になり、実質米国民への増税になる、インフレも高進する」と言っていた。
・それに対しトランプは「自分は中国など輸出者に課税するのだ」と言っていたが、それを、関税法を改訂してまで、ホントにやろうということかもしれない。
・つまり、中国などの米への輸出者・売り手が、米国で通関する際、従来は輸入者・買い手が関税を負担し通関をしていた。それを、法律体系を変えて、輸出者・売り手側に、通関手続きをさせ、関税を負担させる、という新スキームなのかも知れない。
⇒ しかし、しかし、中国などの輸出者は、「従来の売値+関税」を、輸入者・買い手に払わせる売買価格として、輸入者に請求するだろうから、見かけ上、一瞬、中国など売り手に関税負担させたふりをするだけで、実質、米国民が負担することには変わりないものと思われる。・・・売り手の新関税負担を、結局、買い手が負担することを制限する法令は理屈上、あり得るが、そんな法律は議会通るだろうか。
・・・だから、既に民主党は「見せかけだけのもの」と批判している。
◆ それにしても、トランプ、見せかけだけでも、中国など売り手に関税を一旦負担させる新方式を導入するとは、詐欺っぽいが、よくまあやるね。普通の政治家はそこまでやらんわな。おもろい。
Nat
