★イスラエル・ハマスの「みせかけ停戦合意」images
・・・取りあえず、ひとことだけ。
・・・残念ながら、100%、バイデン・トランプ政治ショーでしかない。
◆昨年、全く同内容のバイデン停戦案で纏まらなかったのを、もう一回、持ち出して、今回は、1月20日の米政権移譲の直前の今、バイデン・トランプ両方に「花」持たせた「一見、停戦合意に見えるもの」をネタニヤフが政治的にプレゼントしただけである。
・・・イラン・シリア情勢の変化が、ハマスの心理に影響している面はあろうが、もう99%、米国新旧大統領の政治ショーにネタニヤフがおつきあいした、というだけだ。
◆ 全く合意になってない理由は、第二段階で、イスラエル軍がガザから撤収した場合の、PKF(平和維持部隊)の組成問題を今回も白紙にしたままだからだ。
・・・前から私の言うとおり、PKFは、恐らく、NATO有志部隊+アラブ有志部隊の多国籍軍でないと収まりつかないだろう。しかし、それを決めるのは、至難の業。
・・・残念ながら、6週間のみせかけ「停戦」は、トランプが「いうこと聞かないと地獄!」などというので、ネタニヤフも言うこと聞いたフリしているが、6週間で、二段階目のPKFが決まる確率はゼロだろう。
・・・そして、トランプは一対一で誰かを脅す専門家であっても、国際的に多国籍軍をまとめる、しかも米軍は派遣しないみたいな範囲でまとめる、全くそういう人ではないので、多国籍軍は100%無理だろう。それを口実に、イスラエルもハマスも戦いに戻ることになる。
・・・あ~~あ、世界は平和から遠い。  Nat